♔亞緣腐宅窩♔

日版王宮　イケメン王宮★人気投票2018

（獎勵故事）

【期間】2018/08/20~2018/09/01

１位に輝くのはどの王子様！？

『投票券』は【マイページログイン・物語を読む・プリンセスレッスン】をするとＧＥＴ出来るよ！

投票した枚数で…
【便利なアイテムGET・彼の特典ストーリーが読める・限定アバターGET】ができちゃう★

投票券を集めたら、キャンペーントップから
【投票する】➔【好きな彼をタップ】➔【4つの中から投票したい部門をタップ】して投票してね！

『オオカミな彼部門』
『芸術センスがありそうな彼部門』
『水も滴るいい彼部門』
『動物のお世話が得意そうな彼部門』
の４部門から選択してね♪

彼にいっぱい投票して、各彼の『彼応援ランキング』入りしたプリンセスには‥
プリンセスを迎えに来た『礼服姿のミニ彼』と『彼カラーの馬車』アバターをプレゼント！！

さらに今回は、過去に好評だった
応援うちわがついた『彼応援セット』を復刻販売しているよ♪

投票券やお役立ちアイテムがついた超お得なセットだから是非チェックしてね！
他にも！投票するのにお得な応援セットが販売中★

栄光の1位に輝くのはどの王子様…？！
あなたの1票を彼に投票してね★

【公約情報】

★最終順位で1位から3位に輝いた彼は…★
投票してくれたプリンセスに感謝を込めて
1位～3位の彼らをイメージしたガチャを開催予定♪

★各部門で1位に輝いた彼は…★
その部門名をテーマにしたストーリーを
後日、販売しちゃいます！

★他にも！最終結果の順位特典があるよ★
▼順位特典をチェック▼
順位特典ページへ

※彼の順位は最終結果発表の9/11(火)16:00に発表します
※彼の総合得票数は、各部門の得票数の合計です

【投票特典故事】

▼90枚特典▼

空一面を雲が覆い、冷たい雨粒が音を立てて跳ねる夜…―
公務を終え、部屋へ戻ろうとしていたレオは、
煩わしそうに水滴を払う人影を見つけ、笑顔で声をかけた。
レオ：どうしたのシド。随分、濡れてるみたいだけど
シド：外、見りゃあ分かんだろ。急に降ってきやがって
レオ：確かに、さっきまで晴れてたのにいきなり雲行き怪しくなったよね
雫がいくつも流れていく窓の向こうを見たレオは、
すっと側を通りかかったメイドを呼びとめる。
レオ：ちょっといい？
レオ：シドがこの通りでさ。何か拭くもの、用意してもらえないかな
メイド：かしこまりました
去っていくメイドを横目で見ながら、シドは上着を脱いだ。
シド：相変わらず気の回る奴だな
レオ：これでも一応、官僚だから
レオ：それに、この後ジルのところに行くんでしょ
レオ：その格好で部屋に入ったら、嫌な顔されそう
シド：同感だな
シド：いっそ、いつもこき使ってくる仕返しにこのまま入ってやるか
レオ：あんまりおすすめはしないけど、嫌がってるジルはちょっと見てみたいかも
レオ：でも、そんな風に濡れるのも悪いことばかりじゃないよね
帰ってきた言葉に怪訝そうに眉を寄せたシドへ、
レオは意味ありげに笑って続ける。
レオ：ほら、異国では、『水もしたたるいい男』って言うらしいし
シド：あ？ たとえ話だろ、それ
レオ：そうなんだけど、好きな子の前では濡れるのもいいんじゃない？
レオ：色っぽいって思ってもらえてさ
シド：色っぽい、ねえ
シド：濡れねえでも、そう思わせる方法はいくらでもあるがな
レオ：あ、今やらしいこと考えたでしょ
シド：お前の方こそ、人のこと言えねえだろ
レオ：まあね
互いに含みのある言い方をした時、戻ってきたメイドが布を差し出した。
シド：わりいな
メイド：いえ
シドが布を受け取ると、メイドはすぐに下がっていく。
簡単に髪を拭いながら、ふと何かを思い出した様子でシドが目を細めた。
シド：あいつ、濡れた時が一番いい反応すんな
レオ：え、何か言った？
シド：何でもねえ
シド：そろそろ時間だ。じゃあな
にやりと笑って、シドは再び廊下を進んでいく。
レオはその背中を見送って、ふっと目元を綻ばせる。
レオ：あの子も、濡れるといつもより色っぽく見えるんだよね
ぽつりと呟かれた言葉は、廊下に響く雨音に、淡く溶けていった…―

▼220枚特典▼

穏やかな日差しが眠気を誘う、ある日の午後…―
ジルとアルバートは、
近々行われる、ウィスタリアとシュタインの会議について話し合っていた。
ジル：では、予定通り開催は一ヶ月後で宜しいですね
ジルがそう訊ねると、向かいに座っているアルバートが真面目な表情で頷く。
アルバート：ええ。場所はこちらで用意します
ジル：お願いします
話がまとまったその時、扉をひっかくような音が響いた。
アルバート：この音は…
ジル：大丈夫ですよ。不審なものではありません
穏やかに笑って立ち上がったジルは、入り口へ歩いていき扉を開く。
すると、廊下の向こうでは長い尻尾がゆらりと揺れた。
アルバート：猫…ですか？
ジル：ええ。時々、こうして私の部屋に来るんです
ジル：ミケランジェロ。私が仕事をしている時は、ここに来ないようにと言ったはずですよ
返事をするように小さく鳴いたミケランジェロは、するりと部屋に入ってしまう。
ジル：まったく
ジルが小さくため息をついている間に、
ミケランジェロは、窓辺のよく日が当たる場所で丸くなった。
ジル：機嫌がいい時は、よくここで昼寝をするんです
ジル：恐らく、プリンセスにかまってもらったのでしょう
アルバート：プリンセスに？
ジル：ええ。ミケランジェロは素直な人がお気に入りのようなので
アルバート：…確かに、ウィスタリアのプリンセスは素直すぎるほどの方ですね
ジル：たまに心配になりますが、そこが素敵なところでもあります
ジルが再び椅子に腰かけると、アルバートがじっとミケランジェロを見つめた。
ジル：もしかして猫はお嫌いですか？
アルバート：そんなことはありません。ただ、あなたに随分と懐いているように見えたので、
アルバート：長く飼っているのだな、と
ジル：懐いているのは確かですが、
ジル：ミケランジェロは私が飼っているわけではないんですよ
アルバート：なっ！ 飼っていないのに、ここまで懐いて……
アルバート：…あなたは人の扱いだけでなく、動物の扱いも上手いようだ
ジル：そのように褒めて頂けるとは光栄です
ジル：ですがアルバート殿も誠実な方ですから、動物に好かれるのでは？
アルバート：それは……
ばつが悪そうに言葉を濁したアルバートは、
誤魔化すように咳払いをして、くいっと眼鏡を上げた。
アルバート：この話は止めましょう
アルバート：それでは今日決まったことは、すぐにゼノ様へお伝えします
そう言って、すっと立ち上がったアルバートに、
ジルは、何かを察した様子で微笑んで腰を上げる。
ジル：お見送りしましょう
ジル：ミケランジェロ。ここで大人しくしていてくださいね
聞いているのかいないのか、尻尾を揺らして目を閉じるミケランジェロに苦笑して、
ジルはアルバートに続いて扉へ向かい、柔らかい日が差す部屋を後にした…―

▼340枚特典▼

爽やかな緑の香りが、中庭を駆け抜ける、ある日…―
アラン：お前ら…何してんの
訓練を終え、中庭を通りかかったアランは、
ベンチに腰かけ、目の前のキャンバスに何かを真剣に描いているユーリと、
それを隣で見ているロベールに歩み寄った。
ユーリ：今、ロベールさんに絵の描き方を習ってるんです！
アラン：は？
ロベール：この前、プリンセスの付き添いで孤児院の視察に行ったらしいんです
ロベール：そこでユーリが絵を描いてあげたようなんですが…
ユーリ：子どもたちに『これ犬？』って言われたんです！ チロルを描いたつもりだったのに
アラン：…何でリスが犬に見えるんだよ
ユーリ：俺もよく分からないんですよねー。結構、上手く描けたんだけどなあ
ユーリ：ちなみに、吉琳様の絵は大人気でしたよ
ユーリ：うさぎとか猫とか、凄く可愛かったです
ロベール：帰ってきた時に見せてもらったけれど、よく描けていたね
アラン：ふーん。それで、ロベールに教わってるのか
ユーリ：今は、そこの木にとまってる鳥を描いてるんですよ
ロべール：そろそろ出来たかな
ユーリ：はい！
満面の笑みを浮かべたユーリが、アランとロベールへスケッチブックを見せると…
ロベール：これは……
アラン：……
ユーリ：えー二人とも反応悪いなあ
ユーリ：もっと感想、聞かせて下さいよ
ロベール：うん……羽根の特徴は、よく捉えられていると思うよ
ユーリ：さっき大きく広げてたので、その瞬間を描いてみました
アラン：…でも、足長すぎ
ユーリ：うーん、そうですかね？
ロベール：それと、くちばしが顔に対してちょっと大きいかな
ロベール：こうすると、よくなると思うよ
そう言ったロベールは、ユーリが描いた横にさらさらと鳥の顔を描いていく。
ユーリ：なるほど！
アラン：さすがだな
ユーリ：俺、もう一回描いてみます
ユーリ：アラン様もよかったら一緒にどうですか？
アラン：俺はいい
ユーリ：あーもしかして、絵が苦手とか
アラン：そんな挑発、乗らねえから
アラン：出来たら見せて
ユーリ：はい
明るい返事にふっと笑って、アランは庭を去っていく。
ロベール：それじゃあ、もう少し練習してみようか
ユーリ：宜しくお願いします
ユーリ：完成したら吉琳様にも見せようっと
弾んだ声でキャンバスに向き直るユーリへ、ロベールも穏やかに頷く。
昼下がりの中庭には、朗らかな日が差し、小鳥の鳴き声が響き渡った…―

▼400枚特典▼

空が表情を変え、暗く深い色へと染まっていく、ある夜…―
この日、視察でシュタインを訪れていたルイは、
全ての行程を終えた後、シュタイン城へと戻って来ていた。
ルイ：色々回れてよかった。ありがとう
執務机につくゼノと、隣に立つレイヴィスへ、ルイが静かにお礼を告げる。
すると、机を挟んだ向かいに立つルイへ、ゼノは穏やかに答えた。
ゼノ：また来るといい
レイヴィス：今回は俺がいるフレイ地区を中心に回ったけど、
レイヴィス：次は違う地区を見てもいいんじゃない？
レイヴィス：全然、雰囲気が違うから
ルイ：うん。そうする
頷いたルイは、ふと執務机の端に置かれているものに目を留める。
ルイ：それ……絵本？
そこには、綺麗な装丁の分厚い本が置かれていた。
ゼノ：ああ。今、メイドたちが書庫の整理をしていてな
ゼノ：通りかかった際、目について持ってきたものだ
ルイ：そう
レイヴィス：俺も一度読んだことがあります。オオカミと少女の物語でしたね
ルイ：……少し見てもいい？
ゼノ：構わない
ゼノが手近にあった絵本を差し出すと、
受け取ったルイが近くの椅子に座り、そっとページをめくっていく。
レイヴィスはゼノの正面に立ったまま、ちらりとルイの手元を見つめた。
レイヴィス：そういう絵本、興味あるんだ
ルイ：そうじゃない。ただ……プリンセスが好きそうだと思って
レイヴィス：確かに、少女がオオカミに恋する話なんて、あらすじ教えただけで喜びそう
ゼノ：……オオカミ、か
レイヴィス：どうかしたんですか？
ゼノ：いや。先日、観劇した舞台を思い出してな
ゼノ：ある貴族の男の、叶わぬ愛を描いた物語だ
ルイ：あれか…
レイヴィス：ルイも観たんだ
ルイ：うん。劇場側から招待されたから
レイヴィス：へえ。それがオオカミと関係が？
ゼノ：『男は皆オオカミだ。気をつけた方がいい』
ゼノ：あの舞台で印象的な台詞だった
ルイ：俺もその台詞、よく覚えてる
レイヴィス：舞台らしい大げさな台詞だな。まあでも、間違ってはないか
ルイ：……？
レイヴィス：誰にでもオオカミになるのはどうかと思うけど、
レイヴィス：愛した相手の前では、そういう面を見せてもいいんじゃないってこと
ルイ＆ゼノ：……
ルイ：うん…そうかも
ゼノ：なるほどな
真面目な表情で頷く二人に、レイヴィスは大きく息をついた。
レイヴィス：……冗談だったのに真に受けないでください
ルイ：冗談には聞こえなかった
レイヴィス：えっ
ゼノ：ああ。ハルナイト卿にはその経験があるような口ぶりだったが
レイヴィス：……
レイヴィス：…二人とも抜け目ないですね
一瞬、気まずそうに視線を逸らしたレイヴィスは、
すぐに、その瞳に余裕を戻して告げた。
レイヴィス：でも、言うつもりはありません
レイヴィスの返答に、ルイとゼノは、ただ静かに頷く。
窓の向こうの夜空には、いくつもの星が輝いていて、
城の奥に広がる、まるでオオカミが出てきそうな森を照らしていた…―

～ 人気投票の結果は… ～

1位に輝いたのは誰…？
ドキドキの結果発表は9/11(火)16:00からを予定してるよ！
お楽しみに♪