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日版王宮 收集活動-Princess Quiz~プリンセスなら分かるよな~

(Q&A、獎勵故事)

因為衝吉爾續篇阿……所以收集得很快很完整image1271.gif  

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◇Princess Quiz◇クイズの正解を公開!

あなたの正解数 ★29問★

 

第1問 ユーリが常々言っている、お茶汲みより得意な事は?

剣術
学問
作曲
絵画

あなたの解答 剣術
正解 剣術

第2問 あなたはプリンセスになる前、城下で何の仕事をしていた?

家庭教師
メイド
花屋
仕立屋

あなたの解答 家庭教師
正解 家庭教師

第3問 シドの職業は?

情報屋
スパイ
航空士
官僚

あなたの解答 情報屋
正解 情報屋

第4問 城下でロベールとあなたが出会ったきっかけは?

絵を教えてくれた
ダンスを教えてくれた
ピアノを教えてくれた
勉強を教えてくれた

あなたの解答 絵を教えてくれた
正解 絵を教えてくれた、勉強を教えてくれた
※本クイズはどちらの選択肢を選択しても正解とさせていただきました。

第5問 ルイが信じていたおとぎ話の「幻の花」は何色?

水色
白色
黄色
紫色

あなたの解答 白色
正解 白色

第6問 アルバート本編第3話で、ベンジャミンを捕まえようとしたアルバートとプリンセスはどこに落ちた?


噴水

落とし穴

あなたの解答 噴水
正解 噴水

第7問 あなたがシドに対して抱いた第一印象は?

嫌な人
怖い人
優しい人
ずるい人

あなたの解答 優しい人
正解 優しい人

第8問 レオ本編6話でセバスチャンがつぶやいたレオの言葉の続きは?

「ユルサナイ」
「オボエテナイ」
「ヤッテナイ」
「ダメゼッタイ」

セ「オレハ、ゼッタイ…」
あなたの解答 「ユルサナイ」
正解 「ユルサナイ」

第9問 ゼノと森で初めて出会った夜、ゼノは何から守ってくれた?

野犬
野盗

敵国の暗殺者

あなたの解答 野盗
正解 野盗

第10問 アランとアーサーの出逢いは?

小さい頃から飼っていた
レオから預けられた
城の庭で偶然
戦場でさまよっていたため、連れ帰った

あなたの解答 城の庭で偶然
正解 城の庭で偶然

第11問 プリンセスに甘えるシャルを見て、ルイは何を用意しないと「プリンセスを独り占めできない」といった?


鳥かご
手紙

あなたの解答 鳥かご
正解 鳥かご

第12問 プリンセスとしての素養を身に付けるためにジルが教師として呼んだ宮廷官僚は誰?

シド
レオ
ルイ
ロベール

あなたの解答 レオ
正解 レオ

第13問 ユーリの2015年のバースデー当日あなたはユーリとどこに滞在していた?

ネープルス
シュタイン
城下
船上

あなたの解答 ネープルス
正解 ネープルス

第14問 アラン本編第6話で足をくじいてしまった主人公の姿を見て、ジルに求めた自分への謹慎処分の日数は?

三日
四日
一週間
五日

あなたの解答 三日
正解 三日
※本クイズはどの選択肢をお選びいただいても全て正解とさせていただきました。

第15問 プリンセスの婚姻のお祝いにアルバートが贈ってくれたものは?

バラの花束
三角形のピアス
懐中時計
華奢なネックレス

あなたの解答 バラの花束
正解 バラの花束

第16問 アルバート本編第12話でアルバートがゼノから捨てる事を命じられたものは?

騎士としての過去
シュタインでの想い出
素直じゃない性格
プリンセスへの恋心

あなたの解答 騎士としての過去
正解 騎士としての過去

第17問 2014年のロベールの誕生日の際、バースデーパーティーはどこで開かれた?

ウィスタリア城
ルイの邸宅
城下の教会前広場
シュタイン城

あなたの解答 ルイの邸宅
正解 ルイの邸宅
※本クイズはどの選択肢をお選びいただいても全て正解とさせていただきました。

第18問 レオ本編第1話でレオが届けてくれたあなたの落し物は?

ネックレス

ピアス
髪飾り

あなたの解答 ネックレス
正解 ネックレス

第19問 ジル本編で主人公がミケランジェロに教えてもらった秘密の場所は?

空中庭園の薔薇の木々の先
城下の教会の脇道を進んだ先
時計台の中
ジルの執務室の窓辺

あなたの解答 空中庭園の薔薇の木々の先
正解 空中庭園の薔薇の木々の先
※本クイズはどの選択肢をお選びいただいても全て正解とさせていただきました。

第20問 シド本編で登場するシドの婚約者の父親の名前は?

ジュラルミン大公
シャンティ大公
サンティ大公
オシャンティ大公

あなたの解答 サンティ大公
正解 サンティ大公

第21問 ジル本編でジルの代わりにプリンセスの教育係代理になった人は?

ユーリ
ルイ
レオ
アラン

あなたの解答 レオ
正解 レオ

第22問 2014年のユーリとのバースデーで、ユーリは何にリボンがかかって贈られたら嬉しいと話していた?

好きな人の身体
ケーキ
自分の身長より大きな箱
お城

あなたの解答 好きな人の身体
正解 好きな人の身体

第23問 宣言式の朝にジルの胸元に何の花をつけた?

ブートニア
ブートトリア
ブートリアン
ブートニアリ

あなたの解答 ブートニア
正解 ブートニア

第24問 ジル本編でジルのおかげでブロンヌ伯爵との話し合いがうまくいき治安が回復した地区は?

マシリア
シシリア
オリビア
トリビア

あなたの解答 マシリア
正解 マシリア
※本クイズはどの選択肢をお選びいただいても全て正解とさせていただきました。

第25問 ゼノが2周年の記念日にあなたへと贈ったサプライズは何?

花火
ダンス
流れ星
ピアノ演奏

あなたの解答 花火
正解 花火

第26問 追い詰められたアランとレオの叔父・オーバン卿はどこへ向かって逃げようとした?

シュタイン
ネープルス
城下の隠れ家
深い森の中

あなたの解答 シュタイン
正解 シュタイン

第27問 ルイとの初めてのダンスレッスンで、プリンセスを気遣いジルに淹れさせた紅茶はどれ?

ミントグリーンティー
バニラカモミールティー
ラベンダーグレイティー
ハニーレモンティー

あなたの解答 ラベンダーグレイティー
正解 ラベンダーグレイティー

第28問 ゼノ本編でゼノは「シュタインの初夜」が何日続くと言った?

三日
五日
一日
七日

あなたの解答 三日
正解 三日

第29問 何故ロベールは胸に傷があるのか?

暴動を起こした国民に襲われたから
信頼していた家臣に裏切られたから
敵国の騎士から国民を守ったから
王になる前、他の国王候補から暗殺されそうになったから

あなたの解答 暴動を起こした国民に襲われたから
正解 敵国の騎士から国民を守ったから

第30問 アラン本編10話でプリンセスが婚姻の申し出を断った事で、開戦することになった国の名前は?

ドロナ
ドレナ
ドキナ
ドカナ

あなたの解答 ドレナ
正解 ドレナ
※本クイズはどの選択肢をお選びいただいても全て正解とさせていただきました。

 

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プロローグ

冬の寒さを和らげるような、暖かい日差しが落ちるある日…―
私は、いつも通りレオと座学のレッスンをしていた。
レオ:今日はここまで。お疲れ様
吉琳:ありがとうございました
お礼を言うと、レオは伺うように私を見つめる。
レオ:ねえ吉琳ちゃん。今日の問題、難しかった?
吉琳:え?
レオ:何回か手を止めてたから

(あっ…気付いてたんだ)

今日学んだ部分は、難しい用語が多く、
理解するのに少し時間がかかってしまった。
吉琳:うん、少し…もっと勉強しないとダメだね
レオ:吉琳ちゃんはいつも頑張ってるし、そんなに焦らなくても大丈夫だよ
吉琳:…そうかな?

(レオは優しいからそう言ってくれるけど…)

分からない問題が多かったことは事実で、どうしても気にしてしまう。
レオ:そんなに心配なら…
レオ:俺、いい勉強方法知ってるよ
吉琳:えっ
瞳を輝かせてレオを見つめると、レオはにこっと笑みを浮かべた。
レオ:好きな人と勉強すること
吉琳:もうっレオってば…
レオ:楽しく勉強できるし、早く上達すると思うよ?
楽しそうにそう言うレオの言葉に、ぽっと赤くなってしまう。

***

(好きな人と勉強か…)

私はレオの執務室を後にして、今言われたことを思い返す。

(…一緒に勉強してほしいって、頼んでみてもいいかな)

浮き立つ気持ちを抱きながら、教材を手に廊下を歩いていった…―

 

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★特別ストーリー★

00

◆恋のインク30滴特典…ロベール「Princess Quiz」 GET★

01

澄んだ青空に虹の映える、ある雨上がりの日…―
ロベールさんに勉強を教えて欲しいと頼んだ私は、
アトリエで教材を広げていた。

(やっぱり…ロベールさんの教え方は分かりやすいな)

懐かしさと嬉しさを覚えながら横顔を見つめていると、
ロベールさんが首をかしげる。
ロベール:何か分からないところでもあった?
吉琳:あっいえ…昔も今もロベールさんの教え方は分かりやすいなと思って
ロベール:そう? 吉琳ちゃんに言われると嬉しいな
ロベール:ありがとう
そう言って微笑むロベールさんの眼差しが優しくて、鼓動が跳ねる。
その拍子に、うっかり握っていた羽根ペンを落としてしまった。

(あっ…)

慌ててペンを取ろうとすると、
同じく拾おうとしてくれたらしいロベールさんと、手が重なってしまう。
吉琳:…!
驚きに思わず手を引くと、ロベールさんがペンを差し出してくれた。
ロベール:どうぞ
吉琳:ありがとうございます…
鼓動を高鳴らせながらペンを受け取ると、ふと思い出すことがあった。

(そういえば、城下で教わってた時もこんなことが…)

よみがえる記憶に、更に頬を熱くしていると…―
ロベール:前にも、こんなことあったよね

(…! ロベールさんも覚えてくれてたんだ…)

ロベールさんの言葉に、嬉しさで胸がいっぱいになる。
ロベール:なんだか懐かしいね。城下でのことを色々と思い出すよ
吉琳:どんなことですか?
ロベール:そうだな…
ロベール:昔も今も、吉琳ちゃんは優しくて頑張り屋さんだってこととか
また、優しい眼差しを向けられて、鼓動が早くなった。

(確かに、城下で教わってた頃のこと、色々思い出したけど…)
(私のこの気持ちは…あの時と同じものなのかな…?)

高鳴る鼓動を聞きながら、
私はロベールさんが渡してくれた羽根ペンへ、そっと視線を落とした…―

 

◇恋のインク60滴特典…アルバート「Princess Quiz」 GET★

02

春めく風が優しく吹き抜ける、ある日の午後…―
私の向かう机の上に、アルバートが湯気の立つカップをコトリを置く。
アルバート:俺が採点している間に、休憩していてください
私が試験の問題を解いている間、席を外していたアルバートは、
紅茶を淹れてくれていた。
吉琳:わざわざ用意してくださったんですか?
尋ねると、アルバートは照れくさそうに眼鏡のつるを押し上げた。
アルバート:これは…勉強を頑張っているご褒美です

(アルバート…)

吉琳:ありがとうございます
微笑んでお礼を言うと、アルバートも小さく笑みを返してくれ、
私の正面に向き合うようにして座った。
そして、湯気で少し曇った眼鏡を外し、拭きながら羊皮紙に視線を落とす。
アルバート:問題は難しかったですか?
吉琳:いえ…
そう答えながら、眼鏡をしていないアルバートの姿に、
胸の奥が甘くくすぐられる。

(普段あまり見ない姿だからかな…)

鼓動が高鳴り、私はそれを抑えようとそっと俯いた。
すると…―
アルバート:どうしました?
アルバートが声をかけてきて、はっとする。

(急に黙ってしまって…心配かけちゃったかもしれない)

吉琳:ごめんなさい、何でも…

(あっ…)

アルバート:っ…!
吉琳:……!
間近で私を見つめていたアルバートと、
弾みで、お互いの唇が触れ合ってしまった。
自覚した途端、頬に一気に熱が集まる。
アルバート:すっ、すみません…! 眼鏡を外しているので、よく見えなくて…
目の前のアルバートの顔も、みるみるうちに真っ赤に染まっていく。
吉琳:い、いえ、私こそ…
胸を高鳴らせながら、まだ、温もりの残る唇に触れる。

(今勉強したばかりなのに…)
(ドキドキして、忘れてしまいそう…)

気恥ずかしさにまつ毛を伏せると、
窓から吹き込んだ風が本のページをひらりと一枚めくっていった…―

 

◆恋のインク90滴特典…シド「Princess Quiz」 GET★

03

いくつもの星が空に瞬く、ある夜…―
城での用事を終え、部屋を訪ねてくれたシドへ、
私は勉強を教えてほしいとお願いしていた。
シド:あ? 俺が、お前に勉強を教える?
吉琳:うん、誰かと一緒にやった方がはかどるかなって

(レオは好きな人とやったらって言ってたけど…)
(からかわれそうだから、言わないでおこう)

密かにそう思っていると、目の前に立つシドがニヤっと笑った。
シド:そういうことなら、教えてやってもいい
吉琳:え…本当?
シド:あぁ。先に言っておくが、手加減はしねえからな
吉琳:うん!
頷くと、シドは早速本を手に取り、ページをめくっていく。
シド:まずは読め、分からなかったら聞け
そう言って、シドは本を私へ差し出した。

(もう、相変わらず乱暴なんだから)
(…でも、シドと一緒に勉強できるのは嬉しいな)

私は本を受け取ると、言われた通り内容に目を通す。

(えっと…ここどういう意味かな)

吉琳:シド、ここなんだけど…
シド:ああ、これはな
尋ねると、シドは丁寧に私の疑問に答えてくれた。

(分かりやすい…)
(本当にシドは何でも出来るんだな)

思わずじっとシドの横顔を見つめていると、
不意に真剣な瞳が私の方を向き、鼓動が大きな音を立てた。
シド:お前…俺じゃなく本を見てろよ
吉琳:い、今のはたまたま目が合っただけで…
するとシドは私の心を見透かすように、ニヤッと笑う。
シド:惚れ直したのか?
その言葉に、高鳴る鼓動が一際大きく跳ねた。

(シドと一緒にいるだけで、好きって気持ちがどんどん増えていく…)

顔中を熱くしながら、シドの問いに小さく頷くと…―
シド:素直なお前も悪くねえな
シドは大きく笑って、私の髪をくしゃっと撫でてくれた…―

 

◇恋のインク130滴特典…ユーリ「Princess Quiz」 GET★

04

眩しい空に虹がかかるある日…―
私はユーリと隣り合って座りながら、一緒に机に広げた本を見ていた。
ユーリ:確かに、難しい問題いっぱいだね
吉琳:うん。でもプリンセスとして必要な知識だから
吉琳:ちゃんと学んでおきたいの

(それに、ユーリと一緒に勉強したら、いつもより覚えられる気がする…)

そう思うと、少し照れくさくなって、頬が熱くなった。
ユーリ:さすが吉琳様。偉いね
吉琳:そ、そんなことないよ
火照った頬を隠すように俯きながら、本のページをめくっていると…
吉琳:あ…
ユーリ:どうしたの?
吉琳:ここ、レッスンで習った時に分かりにくくて…
ユーリ:どれ?
吉琳:この問題なんだけど
私は開いた本のある部分を指さした。
ユーリ:うーんよく見えないや
ユーリ:もうちょっと近づいて、よく見せて?
吉琳:えっ
にっこり微笑んで首をかしげるユーリに、鼓動が跳ねる。
ユーリ:吉琳様、早く!
吉琳:う、うん…

(でもこれ以上近くって…)

見えやすいように本を手に取り、もっとユーリに近付くと、
肩が触れ合ってしまった。

(あっ…)

触れた肩に鼓動が大きく跳ねるのを感じていると…
ユーリ:あっ、やっと見えた
ユーリ:吉琳様の、可愛い顔
ユーリは言いながら、私の頬にちゅっと唇を落とす。
吉琳:…! ユ、ユーリっ…
ユーリ:頑張ってる吉琳様にご褒美
吉琳:もう…
恥ずかしさからつい、拗ねたように声をこぼしてしまうけれど、
ユーリの朗らかな笑顔に、胸が暖かくなる。
ユーリ:あっ、もちろんこの問題もちゃんと考えるよ
ユーリ:一緒に勉強、頑張ろう?
吉琳:…うんっ
ユーリと私は微笑み合うと、
二人で肩を寄せあって、本へと向かった…―

 

◆恋のインク180滴特典…レオ「Princess Quiz」 GET★

05

爽やかな風が木の葉を揺らす、ある日のこと…―
レオと一緒に勉強をした翌日、私はレッスンではなく自習として、
レオに勉強を教えてほしいとお願いしていた。
レオ:せっかく吉琳ちゃんがやる気になってることだし
レオ:いつもより厳しくしちゃおうかな
レオの言葉に、私は目を瞬かせる。
吉琳:レオ、厳しくってどういう…?
すると、レオはふいに真剣な瞳を向けた。
レオ:プリンセス
レオ:先生のことはちゃんと先生って呼ばないとダメですよ

(もしかして…厳しくってこういうこと?)

レオ:もう一度、言い直してみてください

(確かにいつもレオは先生をしてくれてるけど…)
(そんな呼び方したことないから…恥ずかしい)

自然と、鼓動が高鳴っていく。
私は頬が熱くなるのを感じながら、そっと口を開いた。
吉琳:…レオ、先生……
ようやくそう呟くと、レオがふっと笑みをこぼし、
私の頭をぽんぽんと撫でてくれる。
レオ:よく出来ました。本当に吉琳ちゃんは素直だよね
そう言うレオは、楽しそうな笑みを向けている。
吉琳:もしかして…からかってた?
レオ:ごめん、ごめん。吉琳ちゃん可愛い顔するからつい
吉琳:もうっ…
レオは楽しげに声をこぼして笑いながら、私へ羊皮紙を差し出す。
レオ:じゃあ、ここからは真面目に勉強しよっか
レオ:あ、でも吉琳ちゃんさえ良ければ、いつでも呼んでくれていいよ
吉琳:……?
首を傾げると、レオがすっと私の耳元へ顔を近付けて…―
レオ:レオ先生って
吉琳:レ、レオっ…
鼓動が再び高鳴るのを聞きながら、
私は目を細めて笑う、レオの優しい表情を見つめ返した…―

 

◇恋のインク220滴特典…ジル「Princess Quiz」 GET★

06

澄んだ青空が広がる、ある心地のいい日…―
私は、ジルの部屋で勉強を教わっていた。

(ジルと2人きりで勉強なんて久しぶりだな…)
(何だか、意識してしまう)

視線は目の前の本に向けているけど、なかなか集中できない。
すると、側に控えていたジルに声をかけられた。
ジル:手が止まっていますよ、プリンセス?

(あ…)

吉琳:じ、実は…この部分がよく分からなくて
ジル:そうでしたか
ジル:では、貴女が分かるまで、つきっきりでお教えしますよ?
ジルはそう言うと、椅子に座る私を後ろから包み込むように腕を伸ばし、
本を指差す。
吉琳:……!
説明をする穏やかな声と、微かな吐息が耳をくすぐった。
ジル:ここはですね…

(ど、どうしよう…これじゃあもっと集中できない)

小さく鼓動が跳ねるのを聞きながら、
羽根ペンを握り直すと…―
ジル:………
そして、すっと私の顔を上向かせると、真っ直ぐに瞳を覗き込んだ。
ジル:集中できていないようですね
吉琳:そ、それはっ…

(ジルがいつもより近くて…)

視線を伏せると、ジルがどこか楽しげな声で呟く。
ジル:…少し、からかいすぎましたかね
吉琳:えっ?
ジル:ですが、貴女が隠し事をするからですよ?

(そ、それって…)

吉琳:もしかして、私がドキドキしてること、最初から気付いて…?
尋ねても、ジルは何も言わずに微笑むだけだ。
そして、一度だけ私の額に優しいキスを落とし、すっと身を離す。
ジル:さあ、続きをしましょうか。プリンセス
そう言って少し楽しそうに微笑むジルに、
私の頬は一気に熱を持つ。
吉琳:…もう一度、説明お願いします
ジル:ええ、もちろんです

(ジルには、いつまでも敵わないな…)

私は高鳴る鼓動が少しでも収まるように、ペンをぎゅっと握った…―

 

◆恋のインク250滴特典…ゼノ「Princess Quiz」 GET★

07

澄んだ夜空に星がひと際輝くある日の夜…―
羊皮紙を手に取り、私の回答を眺めたゼノ様は、感心したように呟く。
ゼノ:さすがだな
ゼノ:俺が教える必要などなかったのではないか?
吉琳:いえ、そんな…
私は、ウィスタリアに滞在されているゼノ様と勉強をしていた。

(…ゼノ様に教えてもらったから)
(いつもより分かったんだと思う)

隣に座るゼノ様の、穏やかな表情をうかがいながら、
密かにそう思っていると…―
ゼノ:確か、全て正解なら
ゼノ:頭を撫でて欲しい…というのが、お前の願いだったな
吉琳:は、はい…でも、いいんですか?
ゼノ:お前が望んだことだろう
ゼノ様は微笑むと、そのままそっと私の頭を撫でてくれた。

(ゼノ様に頭を撫でてもらうなんて、あまりないことだから)
(緊張してしまう…)

鼓動が速まるのを感じながら優しく髪をすかれていると、
ゼノ様が唇をほころばせて私に顔を寄せる。
そして低い声が、ふいに耳元に落ちた。
ゼノ:吉琳
ゼノ:これだけでいいのか?
吉琳:ゼ、ゼノ様っ…
いたずらっぽく目を細めるゼノ様にどぎまぎしていると、
すっと顎をすくい上げられる。
そして、ゼノ様の澄んだ瞳が、徐々に私に近づいて来て…―

(こんなご褒美がいただけると思うとドキドキしてしまうけど…)
(もっと、勉強が頑張れるかもしれない…)

鼓動を高鳴らせながらぎゅっと目をつぶると、
次の瞬間、ゼノ様の温かな唇が私に重ねられた…―

 

◇恋のインク270滴特典…ルイ「Princess Quiz」 GET★

08

優しい風がそよぐ、ある穏やかな昼下がり…―
吉琳:ルイっ…待って
私は、間近に迫ったルイの瞳から、そっと顔を横に逸らした。
ルイ:ダメ…約束したでしょ?
ルイ:問題、間違えたらキスするって
城に滞在していたルイに勉強を教えてほしいと言ったとき、
ルイから提案されていた。
吉琳:そうだけど…

(この場でキスされるなんて思っていなかったし…)
(誰か来ちゃったら…)

ドキドキしつつ、扉の方へ目を向けていると、
小さな音を立てて、頬にルイの唇が触れた。
吉琳:……!
ルイは顔を離すと、いたずらっぽく微笑む。
ルイ:じゃあ次の問題
吉琳:う、うん…
ルイは何事もなかったように離れていくけど、
私の鼓動は高鳴ったまま、収まりそうもない。

(まだドキドキしてる…)

そっと胸元を抑えると、ルイが本のページをめくりながら、
少しからかうような瞳を向ける。
ルイ:今度、間違えたら…
ルイ:俺が一番キスしたいところにしていい?

(それって…)

ルイの視線を感じた気がして、思わずそっと唇を手で押さえた。

(そんなこと言われたら…恥ずかしい)

考えただけで、頬が熱くなっていく。
ルイ:吉琳、真っ赤

(ルイのせいだよ…)

からかうような声音でそう言われ、私はそっとまつ毛を伏せる。
ルイ:次の問題、頑張って
吉琳:うん…

(こんなドキドキしてて、ちゃんと答えられるかな…)

ルイ:………
ルイはそんな私を見つめて、くすっと小さく笑みをこぼすと、
次の問題を読み上げた…―

 

◆恋のインク300滴特典…アラン「Princess Quiz」

09

柔らかな日差しの差し込む、ある晴れた日…―
机に本を開き席につく私の前には、アランが立っている。
アラン:これぐらい分かるよな
吉琳:た、多分…

(いつも勉強しているものより少し難しい内容だから)
(少し心配だけど…)

アラン:バーカ、なにビビってんの
アラン:お前いつも頑張ってんだから、自信持てよ
吉琳:う、うん…!
アランのぶっきらぼうだけど、優しい言葉に励まされ、少し気が楽になる。

(アランもこう言ってくれてるんだから、頑張らないと)

そう思いつつ、アランに微笑みかけると…―
アラン:まあでも、もし間違えたら…お仕置きな
吉琳:え!?

(お仕置きって…)

思わず頬を熱くすると、
アランが私の心の内を見透かしたようにふっと笑みを浮かべた。
アラン:お前、変なこと考えただろ
吉琳:…! そ、そんなこと…
アラン:顔に書いてある
アラン:…お前が期待したのってこういうこと?
楽しげな囁きとともに、アランの澄んだ瞳が近づいて来る。

(あ…っ)

咄嗟に目を閉じると、ふっと笑う声が聞こえて…
吉琳:…っ!
優しく額を指で弾かれた。
アラン:冗談。これも公務だからちゃんとやらねえと
アラン:続きは、問題解き終わったらしてやるよ
いたずらっぽいアランの眼差しに、私の頬はますます熱くなる。
吉琳:ぜ、絶対正解するからっ…
アラン:ふーん?

(も、もうっ…)

私は赤い顔を隠すように目を伏せると、
羽根ペンを取って問題を解き始めた…―

 

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