Sweet Touch~バスルームでキスをして~[前編](獎勵故事)
どの彼と甘いバスタイムを過ごす?
彼のステージをクリアすると‥ 素敵な特典がGETできちゃう!
*謝謝沐沐提供傑諾大人的唷~
*缺雙子
二人きりのバスタイムは、
素肌から伝わる熱と、甘いキスに翻弄されて…―
………
アラン:…それなら、もっと触れてやるよ
アラン:…まだ、離すつもりないから。のぼせるなよ
………
ロベール:そんな可愛い顔をされたら…君に触れたくなる
ロベール:…隠さないで、もっとよく見せて
………
レオ:大人しく、俺に洗われてよ
レオ:ダメ。…逃がしてあげない
………
アルバート:…とても可愛いです
アルバート:もう少しだけ、貴女を感じさせてください
………
ゼノ:温まらなければ風邪を引くと言ったが…
ゼノ:お前の肌はずいぶん熱いな
………
素肌の彼に抱き締めらて、熱い唇が重ねられると…
こぼれ落ちる吐息が、バスルームに甘く響く…―
身も心も溶かされる、幸せなバスタイムをあなたへ…―
アラン
>>>彼を選ぶ
<1stステージ>
1個:……なに
2個:雨、ずいぶん急に降り出したな。大丈夫か?
3個:…んっ
4個:何だよ、いきなり
5個:俺は大丈夫だから、お前が先
6個:拭いてやるから、こっち来いよ
7個:…っそこは、やめろ
8個:…今日はずいぶん積極的だな
9個:なに…やめんの?
10個:それなら俺から触れるけど
16個:言っておくけど、煽ったお前が悪いからな
【まとめて Touch!】
<2ndステージ>
1個:
2個:
3個:
4個:
5個:
6個:
7個:
8個:
9個:
10個:
【まとめて Touch!】
<3rdステージ>
1個:
2個:
3個:
4個:
5個:
6個:
7個:
8個:
9個:
10個:
【まとめて Touch!】
【アラン】彼別全ステージクリア特典
(缺)
アランの特典ストーリー
(缺)
レオ
>>>彼を選ぶ
<1stステージ>
1個:ん? どうしたの?
2個:急に雨が降ってくるなんて…大丈夫だった?
3個:んっ…
4個:ダメだよ、俺よりも君が先
5個:拭いてあげるから、おいで
6個:え?今度は君が拭いてくれるの?
7個:分かった。好きにしていいよ
8個:っ…少し、くすぐったいかな
9個:今日の君は積極的だね
10個:…そんな君も好きだよ
【まとめて Touch!】それ以上触れると、仕返ししちゃうよ?
<2ndステージ>
1個:君から触れてくれるなら、俺はいつでも大歓迎だよ
2個:
3個:
4個:
5個:
6個:
7個:
8個:
9個:
10個:
【まとめて Touch!】
<3rdステージ>
1個:
2個:
3個:
4個:
5個:
6個:
7個:
8個:
9個:
10個:
【まとめて Touch!】
【レオ】彼別全ステージクリア特典
(缺)
レオの特典ストーリー
(缺)
ゼノ
>>>彼を選ぶ
<1stステージ>
1個:……ん?
2個:今日は…随分濡れてしまったな
3個:大丈夫か?
4個:…どうした?
5個:俺よりもお前の身体の方が大事だろう
6個:来い。…そのままでは風邪を引く
7個:お前から触れるとはな
8個:…いや、お前なら構わない
9個:ん…
10個:…案外、悪い気はしないな
【まとめて Touch!】お前から触れられるのも、悪くない
<2ndステージ>
1個:…珍しいな。……いや、いい。そのままでいろ
2個:……
3個:お前の手は小さいな
4個:遠慮することはない
5個:お前からこのように触れられるのは、不思議な気分だな
6個:どうした?
7個:もう終わりか?
8個:お前ならいいと言っただろう
9個:…次は俺からお前に触れよう
10個:…頬が真っ赤、だな
11個:(ふっ笑って)珍しいな。……いや、いい。そのままでいろ
【まとめて Touch!】可愛いな
<3rdステージ>
1個:少しからかい過ぎたな。悪かった。そろそろ側に来てくれないか
2個:……
3個:…その程度か?
4個:恥じらう必要などないだろう
5個:そんな顏をされると…触れたくなるな
6個:…ん
7個:…触れるだけで満足なのか?
8個:お前は、俺を煽るのが上手いな
9個:これから先は、俺から触れよう
10個:今は、俺だけを見ていろ
【まとめて Touch!】どうした、顏が赤いな。今更照れることはない。もっと側に寄れ
【ゼノ】彼別全ステージクリア特典
ゼノの特典ストーリー
窓を打つ雨の音が心地よく響く昼下がり…―
休日にシュタインを訪れていた私は、ゼノ様とバスルームにいた。
ゼノ:どうした?
沐沐:っいいえ…
ゼノ様の上着を手に、私は視線を泳がせた。
(…今更、恥ずかしくなってしまう)
(あの時、雨が降らなければ…)
それは、ゼノ様に城下を案内してもらった帰り道のこと…―
〝雲が出てにわかに日が陰ったかと思うと、急に雨が降り出してしまった。〞
〝沐沐:きゃっ…〞
〝辺りに響く雷の音にびくっと肩が揺れる。〞
〝ゼノ様はマントを広げると、雨から守るようにその中に引き寄せてくれた。〞
〝ゼノ:大丈夫だ〞
〝ゼノ:…城まで急ぐぞ〞
〝沐沐:でも…〞
〝(これじゃあ、ゼノ様が…っ)〞
〝言いかけると、ゼノ様が私に微笑みかける。〞
〝ゼノ:気にするな〞
そして、ゼノ様にバスルームまで案内された私は、
そのまま立ち去ろうとするゼノ様を見て、気づくとその上着をきゅっと掴んでいた。
(ゼノ様のおかげで、私はほとんど濡れなかったけれど…)
ゼノ様を見ると、雨を吸い込んだシャツはぴったりと身体に張り付いている。
沐沐:私よりも、ゼノ様がお風呂に入らないと…
沐沐:ゼノ様はゆっくり温まってください
ゼノ:…ああ
頷いたゼノ様に笑みを返すと、ゼノ様がふっと表情を緩めて口を開いた。
ゼノ:だが、お前も一緒だ
沐沐:え…?
ゼノ:その格好では風邪を引くだろう
(でも、ほとんど濡れずに済んだのに…)
ゼノ様の言葉にドレスを見下ろす。
すると、胸元の辺りから生地が濡れて色が濃くなっていた。
(もしかして、さっきゼノ様に抱きしめられた時に…?)
ゼノ様の上着の裾を掴むと、そのままぎゅっと抱きしめられたことを思い出す。
沐沐:っ…、でもこれくらい大丈夫なので…
濡れた服越しに感じたゼノ様の温もりを思い出して、
頬が熱くなるのを感じながら、私は首を横に振った。
そう言って赤く染まる頬を見られないように背を向ける。
ゼノ:…沐沐
沐沐:はい…っ
名前を呼ばれ、振り返るよりも早くそっと手首を掴まれる。
そのまま広い胸に抱き寄せられると、ゼノ様が耳元に唇を寄せて囁いた。
ゼノ:俺と入るのは気が進まないか?
沐沐:そ、そんなことないです
ゼノ:ならば…
(こんな瞳で言われたら…逆らえない)
沐沐:…はい
試すような視線で促され、私はためらいながらも小さく頷く。
そして、胸元で編み上げているリボンに手をかけた。
(ゼノ様とお風呂に入るなんて…)
想像するだけで照れてしまい、身体が熱くなっていく。
(…緊張して、上手く解けない)
ゼノ様に見られている恥ずかしさからか、指先が上手く動かない。
すると、お腹に回されていたゼノ様の手がするりと胸元に伸びて、
私の手を包み込むように重ねられた。
ゼノ:…案外、待てないものだな
(っ、ゼノ様…?)
ぴたりと手を止めた私を気にせずに、ゼノ様はよどみなく胸元を緩めていく。
(触れられているわけではないのに…)
目の前でゼノ様の指がリボンを解くたびに、わずかに肌がざわめいた。
そっとドレスの肩をずらされて、ゆっくりとドレスが足元に落ちていく。
ゼノ:ドレスは後で、新しいものを用意させよう
沐沐:…ありがとうございます
明かりの下に素肌がさらされ、恥ずかしくてつい下を向いてしまう。
私を後ろから抱きしめたまま、ゼノ様が口を開いた。
ゼノ:温まらなければ風邪を引くと言ったが…
ゼノ:お前の肌はずいぶん熱いな
沐沐:…ゼノ様のせいです
そう小さく呟くと、ゼノ様の腕の中でゆっくりと身体が回される。
向かい合って見つめ合うと、優しく顎をすくいあげられた。
沐沐:ん…っ
艶めいた瞳が近づいて、ゼノ様の唇を受け入れると、
何度もついばむように口づけられて、頭がぼうっと白くなる。
こぼれ落ちた吐息が、バスルームに甘く響いた。
(…このまま湯船に浸かったら、のぼせてしまいそう)
ゼノ:もっと熱くなったか?
そっと身体を離したゼノ様が、シャツを脱ぎ捨てながら言う。
その瞳にさっきまでの艶めきと共に、楽しそうな色がのる。
ゼノ:…このくらい、慣れておけ
沐沐:…っ…
(ゼノ様、絶対からかって…)
再び腰を抱き寄せられて、ゼノ様の胸にこつんと額をつける。
沐沐:今日のゼノ様はいつもより…意地悪です
(私一人だけ、翻弄されているみたいで…)
一瞬の間が空いて、ゼノ様が優しく私の髪を梳く。
顔を上げると、ゼノ様は優しく微笑んでいた。
ゼノ:そうかもしれないな
ゼノ:…お前から俺に触れてくることなど、めったにないだろう
沐沐:え…それって……
(もしかして喜んでくださっていたの…?)
ドキドキしながらも、その言葉の続きを期待してしまう。
けれど、それ以上ゼノ様が口を開くことはなく…
沐沐:…ん
そっと触れるだけのキスが落とされた。
ゼノ:…お前の熱は、心地いいな
幸せそうに微笑むゼノ様に、胸が満たされていく。
(言葉なんてなくても、ゼノ様の気持ちが伝わってくる気がする…)
募る愛しさを伝えるように、私たちはもう一度優しく唇を重ね合った…―
ロベール
>>>彼を選ぶ
<1stステージ>
1個:どうかした?
2個:急に天気が崩れるとは思わなかったね
3個:…っ…
4個:いきなりだから、驚いたな
5個:俺は後でいいよ。君だって濡れているんだから
6個:…じゃあ、君の言葉に甘えようから
7個:…っ、少しすぐったいね
8個:ん…
9個:手も冷えてしまっているね
10個:早く温まった方が良いかな
【まとめて Touch!】可愛いね
<2ndステージ>
1個:珍しいね。でも君のしたいようにして、構わないよ
2個:…っ…そこは…
3個:えっ、君が脫がしてくれるの?
4個:恥ずかしそうな表情も…魅力的だね
5個:……っ
6個:意外と大胆なところもあるんだね
7個:君に触れられると…熱くなるな
8個:こんな風に思うのは…君だけだよ
9個:君も熱い?…真っ赤だよ
10個:…無意識で煽るなんて、いけない子だね
【まとめて Touch!】そうして恥ずかしがっている君も、可愛いなと思うよ
<3rdステージ>
1個:まだ足りないな。もうちょっとだけこのままじっとしてて
2個:もう終わりでいいの?
3個:もしかして、照れてるのかな?
4個:…ほら、おいで
5個:っ、困ったな…我慢できなくなりそうだ
6個:…目、逸らさないで、
7個:今度は俺が触れるけど…良い?
8個:こんな姿…君にしか見せられないな
9個:…触れるだけじゃ、止まらないかもしれないな
10個:君も俺にしか見せない顏…教えて?
【まとめて Touch!】恥ずかしがらなくてもいいのに。もっと近くに来ていいんだよ?
【ロベール】彼別全ステージクリア特典
【ロベールの特典ストーリー】
雨上がりの澄んだ空に、キラキラと星が輝く夜…―
(まさか、こうして一緒にお風呂に入るなんて思わなかった…)
私はロベールさんと少し離れて湯船に浸かりながら、
早鐘を打つ鼓動を感じていた。
きっかけは、ロベールさんとのデートの帰り道でのこと…―
〝ロベール:…少し、まずいかな〞
〝吉琳:え…?〞
〝ロベールさんが、空を見上げて呟いた。〞
〝(あっ、雲がどんどん広がって…)〞
〝晴れていた空は瞬く間に暗くなり、ぽつぽつと雨が降り出したその時、〞
〝(あ…っ)〞
〝ロベールさんにそっと腰を抱き寄せられた。〞
〝ロベール:大丈夫、にわか雨だからすぐに通り過ぎるよ〞
〝吉琳:でも、ロベールさんが濡れちゃいます…!〞
〝バラのアーチの下で、〞
〝ロベールさんは私を包み込むようにすっぽりと腕の中に閉じ込める。〞
〝ロベール:俺は大丈夫だよ。だから、もう少しだけこのままで〞
〝絡み合う蔦の隙間から落ちてくる雨に打たれながら、〞
〝ロベールさんが優しく微笑んだ。〞
(いくら雨に濡れたロベールさんが心配だったとはいえ、)
(強引にお風呂に連れてくるなんて…)
自分からロベールさんの上着に手をかけたことを思い出して、
私は赤くなる頬を隠すように下を向いた。
ロベール:吉琳ちゃん?
ハッとして顔をあげると、ロベールさんは少し困ったように眉尻を下げる。
ロベール:君が風邪を引いたらいけないと思って誘ってしまったけど…
ロベール:もしかして、困らせてしまったかな?
(あっ…)
吉琳:すみません。嫌なわけではなくて…
慌てて口を開こうとすると、ロベールさんが小さく笑った。
ロベール:大丈夫、わかってるよ
焦る私を安心させるように、ロベールさんが優しく笑いかける。
そして、大きな手で湯船に浮んだ真珠のような泡をすくい取った。
ロベール:でも、そんなに気にしなくてもこの泡が全部隠してくれるから…
(確かに…この泡があれば大丈夫かな…でも……)
湯船に視線を落として悩む私に、ロベールさんは甘やかな声で告げる。
ロベール:おいで、吉琳ちゃん
吉琳:…はい
その声に誘われるように頷いて、おずおずとロベールさんの隣に移動する。
けれどまだ、ロベールさんの瞳を見ることはできなかった。
ロベール:そんなに恥ずかしい?
可笑しそうにそう言って、ロベールさんの手が私の頬をそっと撫でる。
(なんでこんなに、ドキドキするんだろう)
(ロベールさんが、いつも以上に色っぽく見えて…)
バスルームの落ち着いた灯りが、ロベールさんの雰囲気を変えたように思えた。
ロベール:頬、真っ赤になってるよ
ロベール:りんごみたいで可愛いけどね
(…っ…)
ロベールさんに顔を覗きこまれ、無意識に肩が跳ねて身体を引いてしまう。
急に動いたせいでばしゃっと跳ねた湯船のお湯に、
ロベールさんが驚いたように軽く目を見開いた。
吉琳:あっ、すみません。お湯掛かっていませんか…?
ロベール:大丈夫だよ。俺こそ、驚かせてしまったね
そう言って目を細めると、ロベールさんは片手で前髪をかき上げる。
吉琳:あっ……
ロベール:どうかした?
吉琳:いえ、その…前髪が
(髪をあげてるところなんて、普段はあまり見ないから…)
前髪から滴り落ちる水滴さえ、色っぽく見えてしまう。
頬が熱くなるのを感じていると、ふいにロベールさんの腕に抱き寄せられた。
(っ…こんなに近いと、胸の鼓動が伝わってしまいそう)
ロベールさんの胸にそっと手をつくと、私の耳元に穏やかな声が落ちてくる。
ロベール:そんなに珍しかったかな
吉琳:…はい。でも、それだけじゃなくて…
吉琳:ロベールさんの雰囲気がいつもと違うように思えて…
そう告げると、ロベールさんが少し間を置いて口を開く。
ロベール:それは多分…
ロベール:ここに吉琳ちゃんしかいないから
吉琳:え…?
ロベール:大切な人にしか見せない顔は、誰にでもあるんじゃないかな
背中に回されていた手にぐっと力が込められた。
ロベール:…君にならどんな俺を見られても、構わないよ
吉琳:…っ…
抱き締められて肌が触れ合うことも気にならないくらい、
ロベールさんの言葉に胸の奥が甘く疼く。
(他の人には見せない姿を、私には見せてくれるなんて…)
吉琳:…すごく、嬉しいです
熱をもった頬を緩ませながら、私はロベールさんを見つめた。
(恥ずかしさよりも…)
(私しか知らないロベールさんを、もっと見ていたい)
視線が絡み合い、身体がだんだんと火照っていく。
すると、ロベールさんがわずかに苦笑を漏らした。
ロベール:…困ったな
ロベール:そんな可愛い顔をされたら…君に触れたくなる
吉琳:んっ…
驚く間もなく、ロベールさんに優しく唇を奪われた。
ロベール:…隠さないで、もっとよく見せて
顎をすくいあげられて、艶めいた瞳が近づいて…。
(こんな瞳も、知っているのは私だけだったらいいな…)
幸せで満たされていくのを感じながら、
深く重ねられた唇に私はゆっくりと目を閉じた…―
アルバート
>>>彼を選ぶ
<1stステージ>
1個:なっ……何をするのですか
2個:にわか雨で助かりましたが…やはり濡れてしまいましたね
3個:…っ……
4個:突然、どうしたんです
5個:あなたが風邪を引く方が心配です
6個:俺が拭きます
7個:なっ、あなたが俺を拭く…?
8個:…わかりました
9個:そこはっ…
10個:あなたは…なぜそんなに無防備なんですか
【まとめて Touch!】
<2ndステージ>
1個:なっ……急に、なにを……。不意打ちは止めてください
2個:…っ、少しくすぐったいですね
3個:まだ…続けるのですか?
4個:なっ、服を脫ぐのを手伝う必要など…
5個:あなたから触れられると、おかしくなりそうです
6個:ん…
7個:あなたの手も、冷えていますね
8個:っ、そんな可愛い顏をされると、困ります
9個:…俺を、試しているんですか?
10個:もっと近くに…いえ、なんでもありません
【まとめて Touch!】っあなたは、なぜそう煽ることばかり……もっと触れたくなってしまう
<3rdステージ>
1個:それ以上触れられると……抑えられなくなります
2個:…っ……
3個:今更、照れているんですか?
4個:…可愛いですね
5個:…終わりですか?
6個:それでは、今度は俺の番ですね
7個:…触れてしまうと、止められなくなりそうです
8個:あなたを前にすると、余裕なんてなくなってしまいます
9個:…早く、あなたに触れたい
10個:今は…あなたを感じさせてください
【まとめて Touch!】眼鏡がないのが残念ですね。…っ…やましい意味ではなく、単にあなたの顏が見たいだけです
【アルバート】彼別全ステージクリア特典
【アルバートの特典ストーリー】
木漏れ日が降り注ぎ、軽やかな小鳥のさえずりが響く穏やかな午後…―
ウィスタリアの視察を終えたばかりのアルバートと一緒に、
私は近くの森に寄り道をしていた。
アルバート:いきなり森に行きたいというから何事かと思いましたが、
アルバート:確かに、緑に囲まれるのは気持ちの良いものですね
吉琳:付き合って頂いて、ありがとうございます
(視察ばかりだったから、気分転換にと思って誘ったけれど、)
(やっぱり来てよかったな)
清々しい空気を胸いっぱいに吸い込んで、空を見上げる。
(あれ…?)
ふと気づくと、眩しく照っていた太陽は雲に覆われ、段々と辺りが暗くなっていく。
アルバート:これは、一雨来るかもしれませんね
にわかに気温が下がり、アルバートが呟いた瞬間、
ざあっと勢いよく雨が降り出した。
アルバート:…ひとまず、あちらの木の下へ
葉が生い茂ったひと際大きな木の下へと手を引かれる。
吉琳:すみません、私が誘ったばっかりに…
アルバート:いえ、そんなことありません
アルバートが上着を脱ぎながら口を開いた。
私の肩にアルバートの上着が掛けられ、そのままそっと抱きしめられる。
アルバート:……誘って頂いたあなたの気持ちが、嬉しかったので
吉琳:…ありがとうございます
少し照れたように、アルバートが微笑みかける。
アルバート:時期に止みます。…それまでは、このままで
そして雨が通り過ぎるまで、私たちは木陰で身体を寄せ合った…―
そうして雨が弱まってから急いで城に戻り…―
***
アルバート:大丈夫ですか?
アルバート:身体が冷えない内に、湯船に浸かってください
吉琳:はい…
私はアルバートと一緒にお風呂に入っていた。
(心配してくれてるのはすごく嬉しいけれど…)
(まさか、私まで一緒に入ることになるなんて…)
城に戻ってすぐアルバートをバスルームに案内すると…
〝アルバート:あなたが先に入ってください〞
〝吉琳:いえ…アルバートの方が濡れているので、先に…〞
〝アルバート:ですが…〞
〝そこで言葉を切ったアルバートは、わずかに頬を染めながら真っ直ぐに告げた。〞
〝アルバート:それでしたら……一緒に入りましょう〞
恥ずかしくて視線を伏せる私に向かって、アルバートが一歩踏み出したその時…
湯船から溢れた泡に足を滑らせて、アルバートの身体がぐらっと傾いた。
吉琳:あっ、危ない…っ
アルバート:…っ
ひやっとしたのは一瞬で、私の胸元に倒れ込んだアルバートにほっと息を吐く。
(怪我がなくてよかった…)
吉琳:大丈夫ですか…?
アルバート:…っ、ええ
声をかけると、焦ったようにアルバートが顔をあげる。
ほんのりと染まるアルバートの顔を見た途端、急に恥ずかしさが襲った。
(どうしよう…)
触れ合っている素肌から伝わる体温に、段々と身体が熱くなる。
離れようとするけれど、アルバートの腕がしっかりと腰に回されていた。
吉琳:あの…アルバート?
アルバートの腕の中で小さく身じろぎをすると、
慌てたようにアルバートの身体が離れる。
アルバート:す、すみません。…ありがとうございました
吉琳:やっぱり…あまり見えていないんですね…
以前、眼鏡を外すとほとんど見えなくなると聞いていた。
問いかけると、眼鏡をかけていないいないアルバートが眉を寄せて頷いた。
アルバート:…ええ。湯気のせいもあるかもしれませんが
(それは、危ないよね…)
吉琳:あの…湯船まで、手を繋ぎませんか?
吉琳:また転ばないように
驚いたように軽く目を見開いた後、
アルバートは微笑みながらそっと私の手を握る。
アルバート:…わかりました。お願いします
(私も、気をつけないと…)
アルバートの手を引いてバスタブに身体を沈めると、
温かいお湯に包まれて全身の力が抜けていく。
アルバート:…たまにはいいですね。こういうのも
アルバート:貴女と一緒だと、身も心も休まります
(アルバート…)
隣に座るアルバートが、繋がれたままの手にやんわりと力を込めた。
(最初は恥ずかしかったけど、よかった)
心が温かくなるのを感じて、頬が緩む。
吉琳:…私も、同じ気持ちです
吉琳:やっぱり、まだ…ドキドキしてしまいますけど
照れながらもそう告げると、アルバートがぽつりと言葉をこぼす。
アルバート:貴女の姿が見えないのは……残念ですね
吉琳:え…?
(それって、どういう…)
かあっと頬が熱くなり、ついアルバートから視線を逸らす。
アルバート:っ変な意味ではありません
アルバート:ただ、きっと今、貴女はすごく…
身を乗り出して否定したアルバートが、そこで口をつぐんだ。
その言葉の続きが気になって、私はそっとアルバートを見る。
吉琳:…すごく?
アルバート:…可愛い顔をしているのだろうと思っただけです
吉琳:っそんなこと…
目元を染めながらそう言ったアルバートに、どきっと胸の鼓動が跳ねる。
(…さっきからずっと、頬が熱い)
(アルバートがメガネをかけてなくて、よかった)
小さく息を吐くと、ふいにぐっと引き寄せられて、
気づくと私はアルバートの胸に抱きしめられていた。
吉琳:…っ、アルバート?
アルバート:この距離なら…見えると思ったので
アルバート:…やはり、思った通りでしたね
眼鏡越しではないアルバートの綺麗な瞳が、目の前に迫る。
アルバート:…とても可愛いです
柔らかく微笑まれて、胸の奥が甘く疼いた。
(今日のアルバートは、いつもと違って…)
(なんだかドキドキしてしまう)
見つめ合ったまま、アルバートの唇が重ねられる。
吉琳:ん…っ
深くなる口づけに、つい身体を引こうとすると、
髪に手が差し込まれ、逃げられないように頭を支えられてしまう。
アルバート:…止まりそうにありません
そっと唇が離されて、ちゃぷんとお湯が波打った。
アルバート:…眼鏡がないと、貴女の顔が見えずに不便だと思っていましたが…
吉琳:んっ…
乱れた吐息を整える間もなく、もう一度キスで唇を塞がれる。
アルバート:…こうしやすいので、悪いことばかりではないかもしれませんね
吉琳:…っ、もう…
熱を帯びたアルバートの瞳が、優しく細められた。
アルバート:もう少しだけ、貴女を感じさせてください
(いつもと雰囲気が違ってドキドキするけれど…)
(どんなアルバートでも、好き…)
何度目になるかわからない口づけを交わしながら、
私はアルバートの熱に翻弄されていった…―