日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

Sweet Touch~バスルームでキスをして~[後編](獎勵故事)

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

どの彼と甘いバスタイムを過ごす?

彼のステージをクリアすると‥素敵な特典がGETできちゃう!

 

*感謝沐沐幫忙跑了路易&席德的喔喔喔~~

*收集短語補上吉爾了, 其他的之後再補

 

 

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

 

 日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

二人きりのバスタイムは、
素肌から伝わる熱と、甘いキスに翻弄されて…―
………
ルイ:…まだ足りない
ルイ:ねえ…続き、してもいい?
………
ユーリ:…触れたいの我慢してたのに
ユーリ:そんな可愛いこと言われたら、止められなくなりそう
………
ジル:こんなに愛しい人を前にして…
ジル:余裕なんて、あるはずないでしょう?
………
シド:動くなよ。…ちゃんと洗えねえだろ
シド:お前の顔見に来たっつうのに、一人で入ってもつまんねえだろうが
………
レイヴィス:言っとくけど、それ…逆効果
レイヴィス:…煽ったのはお前だから
………
素肌の彼に抱き締められて、熱い唇が重ねられると…
こぼれ落ちる吐息が、バスルームに甘く響く…―
身も心も溶かされる、幸せなバスタイムをあなたに…―

 

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

 

路易標

ルイ

>>>彼を選ぶ

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

【ルイ】彼別全ステージクリア特典

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

ルイの特典ストーリー

路易

清々しい空気が気持ちの良い、よく晴れたある日の午後…―
私はルイと二人で、花の香りが漂う温かい湯船に浸かっていた。

(ルイに怪我がなくて良かったけど、)
(どうして私まで…?)

それはつい先ほど、
公務でウィスタリア城を訪れていたルイと、ティータイムをしていた時のこと…―

〝部屋を訪ねてきたメイドさんとの話が終わり、室内に戻ろうとすると、〞
〝ルイ:っ……〞
〝物音と共に、驚いたようなルイの声が聞こえてきた。〞
〝沐沐:ルイ…?〞
〝部屋に入り、ルイの待つソファに視線を走らせる。〞
〝すると、俯いているルイのシャツの胸元が真っ赤に染まっているのが目に入った。〞

〝(…っ…)〞

〝どきっと心臓が嫌な音を立てる。〞
〝沐沐:っ大丈夫…?〞
〝焦って駆け寄ると、苦笑しながら顔を上げたルイが首を横に降った。〞
〝ルイ:大丈夫〞
〝沐沐:でも、怪我したんじゃ…〞
〝ルイ:怪我じゃなくて…これ〞
〝動揺する私に、ルイがテーブルの上のイチゴジャムを指さす。〞

〝(ジャム…?)〞

〝シャツについた赤い染みとジャムを見比べる私に、ルイが口を開いた。〞
〝ルイ:実はさっき…〞
〝窓の外から何かが割れるような音が響いて、〞
〝その音に驚いたルイがジャムを落とし、こぼしてしまったということだった。〞
〝沐沐:よかった…〞

〝(外で何か陶器の物でも割れてしまったのかな)〞

〝ほっと胸を撫で下ろすと、ルイがくすっと笑う。〞
〝ルイ:驚かせて、ごめん〞
〝ルイ:すぐ拭いたんだけど…やっぱり落ちないみたい〞
〝沐沐:それなら、バスルームで洗ったほうがいいんじゃないかな…?〞

〝(早く洗わないと、染みが残るかもしれないし…)〞

〝そう提案すると、ルイが思いついたような声を上げた。〞
〝ルイ:せっかくだから…そのまま一緒に入ろう?〞

(…驚いて、つい頷いちゃったんだよね)
(少し恥ずかしいけど…こうして一緒にお湯に浸かるのも癒されるな)

そう思いながら何気なく隣のルイを見ると、
無造作に前髪をかき上げたルイと、視線が交わった。

(あ…)

ルイの髪を伝ってぽつりと落ちた滴が、水面を揺らす。

(濡れた髪が明かりに反射して……)
(すごく綺麗…)

目を逸らせずに、ついぼうっと見つめる私にルイが尋ねる。
ルイ:どうしたの?
沐沐:ううん…ただ、
沐沐:ルイの髪、キラキラして綺麗だなって
不思議そうな顔をしているルイにそう言って、
私は湯船に浮んだバラを手にとった。
沐沐:こういうの、似合いそう
身を乗り出して、そっとルイの髪に花を挿す。
すると、きょとんとしていたルイの表情がふわっと優しい微笑みに変わり、
同じようにバラをすくい上げると、私の髪に手を伸ばした。
ルイ:俺よりも、沐沐の方が似合うよ
沐沐:…嬉しい。ありがとう
穏やかで優しい時間に、身体だけでなく心もほぐれていくのを感じる。
そっと寄りそうと、ルイが小さく呟いた。
ルイ:…ちょっと意外
沐沐:…何が?
ルイ:沐沐…恥ずかしいって言うと思った
返事を待つように、ルイが私を覗きこむ。

(確かに、恥ずかしいけど……)
(ほっとする気持ちの方が大きいから…)

沐沐:ルイが怪我したわけじゃなくてほっとしたら…なんだか気が抜けてしまって…

(でも…改めて意識すると、やっぱりすごく恥ずかしい気がしてきた…)

自分でも、どうして今まで平気だったのかと、
急にドキドキと胸が騒ぎ出すのを感じながら言葉を続ける。
沐沐:…たまには、こうして二人でゆっくりお風呂に入るのも癒されるね
気づいてしまった自分の気持ちを誤魔化すように、ルイに笑顔を向けた。
ルイ:そう…。それじゃあ…
ルイがそう言ったのと同時に、ぐっと腰を引き寄せられ、
そのまま胸元に唇が押し当てられる。
沐沐:…っ……
ルイ:こうしてもいい?
ルイ:…恥ずかしくないなら
私を見上げるルイの瞳はいたずらっぽく輝いていて、
返事をする間もなく、もう一度柔らかな唇が肌に触れた。
沐沐:あっ……

(痕が……)

感じる甘い痛みに、頬が熱くなる。
ゆっくりと離れたルイは、うっすらと赤く色づいた痕を指先でなぞった。
ルイ:こうすると…赤い花が咲いたみたいで、綺麗
ルイ:やっぱり…沐沐の方が似合うね
瞳にいたずらっぽい色を浮かべたルイの甘い声に、早鐘を打つ胸を見下ろす。
沐沐:赤い花…

(そう言われると…)

ルイが残したその痕が、とても愛おしく思えてくる。
沐沐:私にも…つけさせて?
思い切って、私はルイにそう聞いていた。
ルイ:え…?
驚きに、ルイがわずかに目を見開く。
沐沐:ダメ…かな
ルイ:ううん…いいよ

(自分から言い出したのに、すごくドキドキする…)

はにかみながら私の手を引いてくれるルイの胸元にそっと顔を寄せる。
ルイ:…っ…
鎖骨の側に口づけを落とすと、ルイが小さく身じろいだ。
沐沐:あっ…
唇を離した私は、何も痕が残っていない肌を見てしゅんと肩を落とす。
ルイ:そんなに悲しいの?
ルイが笑みを浮かべながら、きゅっと私の手を握った。
沐沐:…ルイにつけてもらったのが嬉しかったから…
ルイ:…そう
どこか嬉しそうに私を見つめるルイに、思わず素直な想いがこぼれ落ちる。
沐沐:うん。なんだか…ルイのものっていう印みたいで
ぽろっとこぼれた本心に、恥ずかしくなりながらもルイの様子を窺うと、
目元を赤く染めたルイがすっと視線を逸らした。

(つい口に出しちゃったけど…)
(よく考えると、大胆なこと言って…)

かあっと頬が熱くなって下を向くと、
ルイの手がすくい上げるように、優しく私の頬を包み込んだ。
ルイ:痕なんてなくても……
ルイ:俺は、沐沐以外見えないよ

(…っ……)
(はっきりと言葉にされると、恥ずかしいけど…)

沐沐:すごく、嬉しい…
ルイの一言で、居たたまれない気持ちがすうっと消えて、
変わりに抑えきれない愛しさで胸が一杯になる。

(こんなに満たされてるのに、まだルイに触れていたい…)

緩んだ頬をそのままに、私はルイの背中に腕を回してぎゅっと抱きついた。
ルイ:…可愛い
そう呟いたルイに、不意打ちのように唇が奪われる。

(…っ…)

ルイのキスに応えるように、回した腕に力をこめた。
ルイ:…沐沐、もっと
沐沐:んっ…
口づけの合間に愛しそうに名前を呼ばれ、思わず声がこぼれ落ちる。
やがて唇が離されると、
私に微笑みかけるルイの瞳は、熱を帯びてゆらめいていた。
ルイ:…まだ足りない
ルイ:ねえ…続き、してもいい?
甘い予感を感じながら、小さく頷き返す。

(ルイと過ごすこのひとときが…ずっと続けばいいのに…)

ルイの甘い声に誘われるように、
私は自分からそっと、ルイの唇にキスを落とした…―

 

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

 

吉爾標

ジル

>>>彼を選ぶ

<1stステージ>

1個:珍しいですね、貴女から触れるなんて
2個:何かあったのですか?
3個:…いえ、理由は無くても構いません。好きなだけ、どうぞ
4個:遠慮する必要はあいません
5個:貴女に触れられるのは、心地良いですね
6個:大胆なことをしているのは、貴女の方ですよ
7個:っ……
8個:…貴女に触れられるだけだというのも、なかなかもどかしいですね
9個:良いでしょう。じっとしています。…今は
10個:後で、楽しみになさっていてくださいね?
【まとめて Touch!】積極的な貴女も好きですよ

<2ndステージ>

1個:こんな無防備な姿は、私以外には見せないでくださいね
2個:…もちろん、そうやって触れるのも、私だけにしてください
3個:貴女といると、私は欲深くなるようです
4個:そろそろ、私からも触れさせてください
5個:照れているのですか?
6個:可愛らしい反応ですね
7個:貴女が今どんな顏をなさっているのか、見せて差し上げたいくらいです
8個:視線を逸らさないでください
9個:そうやって私を煽って…いけない方ですね
10個:貴女の言動がどれほど男を煽るのか、教えて差し上げます
【まとめて Touch!】好きなだけ、こうしてくださって構いませんよ

<3rdステージ>

1個:もっとこちらへ来て下さい。……可愛い人ですね、そんなに顏を赤くして
2個:今さら、恥ずかしがる必要はありませよ
3個:もっと、こちらへ来てください
4個:余裕? そんなものはありませよ
5個:私の胸に触れれば、分かって頂けるのでは?
6個:……ほら。私が貴女にどれほど鼓動を乱されているか、分かりましたか?
7個:…貴女を、愛していますよ
8個:私に触れてばかりなのも、飽きるでしょう?
9個:…すっかり、肌が熱くなっているようですね
10個:存分に貴女を愛して差し上げます。覚悟なさってくださいね?
【まとめて Touch!】そんな煽るような顏をして、口づけられても文句は言えませんよ?

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

【ジル】彼別全ステージクリア特典

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

ジルの特典ストーリー

吉爾

澄んだ夜空に星が瞬き始めた頃…―
私はジルと一緒にバスルームでミケランジェロを洗っていた。
ジル:ロベール殿のアトリエは、よほど楽しかったようですね
ジル:あんなに絵の具をつけて帰ってくるとは
仕方ないと言いながらも、ジルが優しい表情を浮かべる。
吉琳:綺麗に落ちてよかったですね
ジル:ええ、そうですね
ジル:ミケランジェロ…もう少しで終わるので、大人しくしていてください
今にも逃げ出しそうなミケランジェロをジルがなだめている間に、
手早く泡を洗い流した。
吉琳:よし、これで綺麗になった…
やっと終わったと思った途端、ミケランジェロが勢いよく飛び出す。

(…っ……)

足の間を縫うようにミケランジェロがすり抜けて、
驚いてバランスを崩した私の身体がぐらっと前に傾いた。
吉琳:きゃっ…!
ジル:吉琳…っ
ガタンとバケツの倒れる音が響き、ぎゅっと瞑っていた目を開けると、
私はしっかりとジルの胸に抱きとめられていた。
吉琳:ありがとうございます…
ジル:いえ。ですが…濡れてしまいましたね
その言葉に足元を見ると、
バケツから流れ出した水でドレスの裾はすっかり濡れていた。
吉琳:ジルこそ、大丈夫ですか?
ジル:ええ。ですが、風邪を引かないようにはやく着替えた方が…
言いかけて、ジルが口をつぐむ。

(どうしたんだろう…?)

首を傾げてジルを見ると、バスタブの蛇口をひねりながらジルが言葉を続けた。
ジル:…と思いましたが、せっかくバスルームにいるのですから、
ジル:このまま湯船に浸かって温まるのもいいかもしれませんね
吉琳:えっ…でも…

(ジルとお風呂なんて…恥ずかしい)

思わずドレスをきゅっと掴み、微笑むジルから視線を逸らす。
ジル:どうしたんです?

(全く気にしてなさそうだけど…ジルは恥ずかしくないのかな…)

吉琳:いえ、あの…ミケランジェロを探さなくて大丈夫ですか?
誤魔化そうと、とっさにミケランジェロの名前を出したけれど、
ジルは笑顔で首を横に振る。
ジル:ええ。一通り洗い終わりましたし、
ジル:この時間はいつも散歩しているので大丈夫ですよ
ジルがすっと私に手を差し伸べる。
ジル:裾が張り付いて動きづらいでしょう。こちらへ
その手を取って、引き寄せられるままに近づくと、
目の前に立ったジルが、ドレスのリボンに手を掛けた。
吉琳:…っ……
ジル:私が脱がせて差し上げます
しゅるり、とリボンの解ける音が聞こえるたびに胸の鼓動が速まっていく。

(ジルはいつも通りなのに…)
(私だけ、意識しているみたいで…)

吉琳:んっ…
ジルの指が素肌を掠めると、それだけで小さく肩が跳ねた。

(っ、自分の声じゃないみたい…)

バスルームに響く甘い声音が自分のものだと思うと、
途端に恥ずかしくなって思わず顔を伏せる。
すると、ドレスを脱がせていたジルの手が止まった。
ジル:困りましたね。そんな声を出されては…
ゆっくりと顔を寄せたジルが、唇でやんわりと私の耳を甘噛みする。
吉琳:…っ、ぁ…
ジル:もっと、聞きたくなってしまいます
身体を後ろに引くと、わずかに熱の灯った瞳と視線が絡んだ。
するりとドレスの肩を脱がされて、
うっすらとほのかな明かりの下に素肌が晒されていく。
ジル:このような明かりの下では、貴女の白い肌はよく映えますね
ジルの手が背筋をなぞり、ドレスを落としていった。
ジル:とても綺麗です
吉琳:そんなこと…
言い終える前に、あらわになった首筋に唇が押し当てられる。

(今口を開いたら、また声がこぼれ落ちてしまいそう…)

きゅっと唇を噛んだ私に、ジルが困ったように微笑んだ。
ジル:いけませんよ。傷がついてしまいます
言いながら、そっと私の唇を指でなぞる。
吉琳:っでも…
ジル:そんなことをしなくても…
ジル:ここには私しかいないのですから、恥ずかしがることはないでしょう?
ジルの言葉に、私は何も言えずにただ首を横に振る。

(ジルだから…好きな人だから恥ずかしいのに…)

ジル:…そうですか。それでしたら、
自分のシャツを脱ぎ捨てたジルが、ぐっと私の腰を引き寄せた。
ジル:いつまで声を出さずにいられるのか…楽しみですね
吉琳:え? …っ
艶めいた瞳でそう囁いたジルの唇が、肌の上を滑っていく。
声が出そうになり、慌てて手で口元を押さえた。

(どうしよう…こんなの…)

舌先でくすぐられて、背中に甘い痺れが走る。
吉琳:…っ、ぁ…
やがてジルの吐息が胸を掠めると、堪え切れずに切ない声がこぼれ落ちた。
ジル:降参ですか? 思ったより、早かったですね
楽しげな笑みを浮かべたジルが、息を乱す私の顔を覗きこんだ。
ジル:とても可愛かったですよ

(…すごく、恥ずかしい)

赤く染まった顔を見られたくなくて、目の前のジルの胸に顔を埋める。
ジル:…急に、どうしたんです
聞こえてきたからかうようなジルの声に、私は顔をあげることなく口を開いた。
吉琳:ジルばっかり・・・余裕なんて、ずるいです
ぽつりと呟くと、ジルが小さく笑みをこぼす。
ジル:貴女の目にはそう映るのかもしれませんが…そんなことはありませんよ

(…そんな……)

その言葉におずおずと顔を上げる。
すると、わずかに目元を染めたジルが私に微笑みかけていた。
ジル:こんなに愛しい人を前にして…
ジル:余裕なんて、あるはずないでしょう?

(本当に…ジルも……?)

ジルの胸に着いた手からは、自分と同じように速い鼓動が伝わってきて、
胸が甘く締め付けられる。
ジル:わかって頂けましたか?
吉琳:…はい
落ち着きを取り戻した胸に、段々と嬉しさが広がっていく。
嬉しいのに上手く言葉にならなくて、私はもう一度ぎゅっとジルに抱きついた。
ジル:私も、少しからかいすぎましたね
ジル:そろそろ湯船に浸かりましょうか
吉琳:そうですね
頷いて、離れようとする私の顎にジルがそっと手を掛けて。
ジル:ですが、その前に…
ジル:もう一度、キスをしても?
吉琳:…はい
優しく微笑むジルに頷くと、ゆっくりと唇が重ねられた。
今この瞬間も、私と同じようにジルもドキドキしていると思うと、
嬉しさと同時に愛しい気持ちが溢れ出す。

(もう、声も気にならない…)
(もっと深く…ジルを感じたい)

重ねられた唇からこの気持ちが伝わるように、
離れないよう、ぎゅっとジルの首に腕を回した…―

 

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

 

尤利標

ユーリ

>>>彼を選ぶ

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

【ユーリ】彼別全ステージクリア特典

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

ユーリの特典ストーリー

尤利

木漏れ日の隙間から、柔らかな日差しが差し込むある日の午後…―
ユーリ:吉琳様、どこかかゆいところはありませんか?
泡に包まれたユーリの手が、優しく私の髪に触れる。
吉琳:う…うん、大丈夫
ユーリ:はーい
緊張して固くなる私の声とは違い、
ユーリの楽しそうな声がバスルームに反響した。

(気持ち良いけど…恥ずかしくてユーリの顔が見られない)
(今頃はユーリとクッキーを食べてるはずだったのに、どうしてこんなことに…)

恥ずかしさから逃げるように、私はさっきまでの出来事を思い返した。

〝公務を終えた私は、〞
〝ユーリのためにクッキーを作ろうと、キッチンに立っていた。〞

〝(ティータイムのときに、ユーリと一緒に食べられたらいいな)〞

〝吉琳:あれ……?〞
〝頭上の棚に置いてある小麦粉の袋を取ろうと手を伸ばすけれど、〞
〝袋の底に指先が掠めるだけで、届きそうにない。〞

〝(あと少しなのに…)〞

〝頑張って背伸びをしたその時…〞
〝ユーリ:俺、取ろうか?〞
〝吉琳:っ…!〞
〝ふいに後ろから話かけられて、バランスを崩してしまう。〞
〝指先が勢いよく袋に当たり、小麦粉が真っ逆さまに落ちてきて…〞
〝ユーリ:吉琳様っ〞
〝ユーリにぎゅっと頭から抱え込まれたと思うと、辺りがふわっと白に包まれた。〞
〝小麦粉を吸い込んでしまって、思わず咳こむ。〞
〝ユーリ:ごめん、吉琳様〞
〝ユーリ:びっくりさせちゃったね〞
〝私の頭に掛かった小麦粉をそっと払い落しながら、困ったようにユーリが笑った。〞
〝ユーリ:払っても落ちそうにないし、お風呂に入るしかないかな〞
〝吉琳:私こそ…ごめんね、ユーリまで巻き込んじゃって〞

〝(ユーリが庇ってくれなかったら、全身真っ白だったかも……)〞

〝ユーリ:ううん、気にしないで〞
〝ユーリが首を横に振ると、前髪についていた小麦粉が頬に落ちる。〞
〝手を伸ばしてユーリの頬についた粉を払いながら、〞
〝私たちは、どちらからともなく笑みをこぼしていた。〞
〝ユーリ:二人してこんなに真っ白になるなんて、ちょっとおかしいね〞
〝ユーリ:じゃあ、吉琳様、一緒にお風呂入ろっか〞

(それから、あっという間にお風呂の準備を整えてくれたんだよね…)

手際の良さを思い出していると、ユーリが綺麗に髪を洗い流してくれた。
ユーリ:終わったよ
吉琳:ありがとう
顔を合わせるのが恥ずかしくて、ユーリの方を見ずにお礼を告げる。
すると、ユーリの手がそっと私の肩に掛けられた。
ユーリ:さっきから俺のこと見てくれないけど…
ユーリ:そんなに一緒に入るの、嫌だった?
吉琳:っそんなことないよ
どこか拗ねたような声に焦って後ろを振り向くと、
ユーリの楽しそうな目と視線が交わる。

(あれ…?)

目の前で笑顔を浮かべるユーリの頭には、
動物の耳のようにちょこんと二つ、泡でできた耳が乗せられていた。
ユーリ:見て、チロルとお揃い
吉琳:ほんとだ…可愛い
頭の上の耳を指さす無邪気なユーリの姿に、ついくすっと笑みがこぼれる。
ユーリ:よかった
すると、ユーリも嬉しそうに表情を緩めた。
ユーリ:せっかく吉琳様と二人きりのお風呂だから、
ユーリ:そんなに恥ずかしがらないで楽しもうよ
そう言いながら、両手で泡をすくったユーリが私の頭にも耳を作っていく。
ユーリ:はい、吉琳様もお揃い
吉琳:ありがとう、ユーリ

(私ばっかり緊張してたけど…)
(そんな必要なかったかも)

楽しそうなユーリの笑顔を見ていると、緩やかに緊張が解けていく。
温かいユーリの手に引かれて、私は湯船に腰を下ろした。
ユーリ:そういえば、さっきは何を作ろうとしてたの?
吉琳:公務が早く終わったから、クッキーを作ろうと思ってたの
心地の良いお湯に癒されながら、
私は、ティータイムの時にユーリに渡そうと考えていたと話す。
吉琳:ユーリ、昨日は忙しそうだったから…
吉琳:甘いもの食べたら、疲れもとれるかなって思って
吉琳:後で作るから、楽しみにしててね
そう言って微笑みかけると、
隣に座っているユーリがさりげなく視線を逸らした。
吉琳:ユーリ…?
不思議に思って名前を呼ぶと、ユーリがぽつりと呟いて私を見つめる。
ユーリ:もう…ずるいよ、吉琳様
吉琳:え…?
ゆっくりと私に向き合うと、
ユーリの手がそっと私の肩に掛かり、もう片方の手に優しく頬を包まれる。
ユーリ:…触れたいの我慢してたのに
ユーリ:そんな可愛いこと言われたら、止められなくなりそう

(我慢って…)

甘く揺らめくユーリの瞳に見つめられて、頬が熱くなっていく。
何も言えずに口ごもる私に、ユーリが明るく口を開いた。
ユーリ:なんてね
ユーリは少しだけ眉根を寄せて、困ったような笑みを浮かべながら、
ちゅっと可愛い音を立てて私の鼻の頭にキスを落とした。

(急にあんなこと言うから、ドキドキしたけど…)

そのまま私から離れたユーリは、何事もなかったように湯船に浸かっている。
ユーリ:…泡風呂って気持ち良いね
優しく微笑むユーリを見つめながら、胸の奥が甘く締め付けられた。

(さっきまでは、ユーリに触れられるとドキドキするから困るって思っていたのに…)
(今は、触れられないのが寂しく感じてしまう…)

もやもやとしたもどかしい気持ちが募る。

(…ユーリに触れて欲しい)

たった今気づいた本当の気持ちが伝わるように、
私はきゅっとユーリの手を握ると、勇気を出して口を開いた。
吉琳:我慢・・・しなくてもいいよ?
ユーリ:っ…
次の瞬間、ユーリに手を引かれてぐっと抱き寄せられる。
ちゃぷんと水面が波打つのを感じながら、私の胸はうるさく高鳴っていた。
ユーリ:ねえ、それって…吉琳様も、俺に触れたいって思ってくれたの?
覗きこむように、ユーリがこつんとおでこを合わせる。
嬉しそうに細められた瞳に小さく頷き返すと、ユーリが優しく囁いた。
ユーリ:…嬉しい
触れるだけのキスが落とされたかと思うと、すぐにもう一度唇が重ねられる。
吉琳:…んっ
ユーリの熱い舌先が絡められ、頭が白くなっていく。
身体の奥に灯る熱から逃げるように、思わず後ろに身を引こうとしたれど、
うなじに回されたユーリの手が、そうさせてくれなかった。
ユーリ:…ダメ

(でも…もうっ…)

唇を甘噛みしながら囁かれて、身体が熱く火照っていく。
やがて唇が離れると、私はくったりとユーリの胸に寄りかかった。
呼吸を整える私の耳元に、ユーリがそっと唇を寄せる。
ユーリ:どうしよう、吉琳様が可愛すぎて、離したくなくなっちゃった…
吉琳:っ……
腕の中からユーリを見上げると、愛おしそうな眼差しが向けられた。
私の頬をするりと撫でながら、ユーリがそっと口を開く。
ユーリ:ねえ、吉琳様…
ユーリ:お菓子作るの手伝うから、もう少しだけこのままでいさせて
吉琳:…うん
吉琳:…私も、まだこうしていたい

(自分の気持ちを伝えるのって、ドキドキするけど…)
(素直になって良かったな…)

ユーリの腕に包まれながら、何度も降りそそぐキスに目を閉じる。
触れられるたびに、幸せな気持ちが私の胸を満たしていった…―

 

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

 

席德標

シド

>>>彼を選ぶ

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

【シド】彼別全ステージクリア特典

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

シドの特典ストーリー

席德

冬の冷たい風が木の葉を揺らす、ある夜のこと…―
公務を終えて部屋に戻る途中、
窓を打つ激しい雨に驚きながらも、足を止めた。

(急に降ってきたな…)

何気なく窓の外を眺めると、外を歩く人影を見つけて目を凝らす。

(あれは…もしかして、シド?)

ウィスタリア城に向かって歩いてくるシドの姿に、
私はドレスを翻し、急いでシドの元へ向かった。

***

少し背伸びをして、頭を差し出すシドの髪を、柔らかい布で拭きながら尋ねる。
沐沐:身体、冷えてない…?
シド:ああ

(こんなに濡れてるんだったら、もう一枚布を持ってくればよかった…)

階段の近くで会うことができたシドは、すっかり雨に濡れていた。
沐沐:風邪を引く前にお風呂に入った方がいいと思うけど…

(仕事なら、そんな時間も取れないかな…)

シドの髪を拭き終えて、私はそっと身体を離す。
沐沐:今日は、何の用事なの?
シド:何もねえ。…近くまで寄ったから、お前の顔見に来ただけだ
沐沐:私に…?
驚いて目を見開く私に、シドが頷いた。
口元に笑みを浮かべるシドに、嬉しくて思わず笑みがこぼれる。
沐沐:ありがとう。それじゃあ、ゆっくり話す前にお風呂の用意してくるね
緩む頬をそのままに、バスルームへ向かおうとすると、
シドが私の腕を掴んで引き留めた。
シド:もちろん、お前も一緒に入るんだろ?
沐沐:もう…入らないよ
からかうように瞳を細めるシドに、笑いながらそう返す。
すると、ふいに後ろからぎゅっと抱き締められた。
沐沐:っ何・・・?
首筋に、ひんやりと水気を含んだシドの髪が触れる。
思わず肩を揺らすと、シドが楽しそうに笑った。
シド:これで、お前の服も髪も濡れちまったな
シド:一緒に入るだろ?

(強引なんだから…でも……)

耳元で囁かれた声に、私は思わず頷いてしまった。
沐沐:…うん
シド:よし、じゃあ行くか
そして私は、どこか嬉しそうなシドと一緒にバスルームへ向かった。

***

先に湯船に浸かったシドの視線を感じながら、
バスルームの隅でゆっくりと身体を洗う。
シド:いつまでそうしてんだ
沐沐:まだ洗ってる途中だから、シドは気にしないで

(明かりが暗いとはいえ、やっぱり恥ずかしい…)
(でも、いつまでもこうしているわけにはいかないし…)

一緒に入るのをためらい、誤魔化していると、
シドが小さくため息をついて湯船から上がった。
シド:それなら、こっちで洗ってやるよ

(…っ…)

近付いてきたシドに横抱きにされ、あっという間に身体が温かいお湯に包まれる。
沐沐:…まだ途中なのに
照れ隠しにそう呟くと、私の隣に腰を下ろしたシドに引き寄せられ、
抱えられるようにシドの膝の上に乗せられた。
シド:泡風呂なんだから、変わんねえだろ
沐沐:変わらなくないよ…
背中に感じる体温がくすぐったくて、そっと前に姿勢を倒す。

(あっ…)

けれど、お腹に回されたシドの手に引き戻されて、
その距離はぴったりと埋まってしまった。
早くなる鼓動を沈める間もなく、耳元でシドが囁く。
シド:俺がしてやるよ
そう言って湯船に浮かぶ泡をすくったシドの手が、私の胸元に伸ばされた。
ゆるゆると優しく洗うように鎖骨をなぞられて、ぴくりと肩が跳ねる。
沐沐:…んっ
もどかしい刺激に身体の奥が熱くなっていき、
身をよじると、シドが小さく笑いながら後ろから私を抱きすくめた。
シド:動くなよ。…ちゃんと洗えねえだろ
沐沐:…んっ
熱っぽいシドの声が耳をくすぐり、甘い吐息がこぼれ落ちる。
すると、楽しそうに笑っていたシドの手がゆっくりと胸元から下へ伸びて…
沐沐:もう大丈夫だから…っ
シド:…仕方ねえな
耐えきれずにシドの手を掴むと、
目を細めたシドが、どこか愛しげにため息をついた。

(よかった…)

ほっと全身の力が抜けて、シドの胸に身体を預ける。
シド:だいたい…
私の肩に顎を乗せたシドが、しっかりと両腕で私を抱きしめながら口を開いた。
シド:お前の顔見に来たっつうのに、一人で入ってもつまんねえだろうが

(そうだった…シド、私に会いにきてくれたんだっけ…)

改めて聞かされると、ぽかぽかと胸が温かくなる。
回されたシドの腕にそっと自分の手を重ねながら、
私はやっと、身体を包みこむ真珠のような泡の心地よさに身を委ねた。

(そういえば、こんなふうにゆっくり一緒に入るのは久しぶりかも)
(たまには、こういうのもいいな……)

さっきまでうるさく高鳴っていた鼓動が、
ゆったりとした甘いときめきに変わっていく。
沐沐:うん…二人で入るのもいいかもね
シド:わかってんじゃねえか
満足そうに言いながら、シドが私の首筋に頬を擦り寄せた。

(こんな風にくっついてくるなんて、珍しい…)
(ちょっと、可愛いな…)

溢れる幸福感を抑えきれずに、小さく笑みがこぼれてしまう。
すると、シドが不思議そうに尋ねた。
シド:…何笑ってんだ
沐沐:…幸せだなって思ったの
沐沐:それに…なんだかシドが甘えてるみたいで、可愛くて…
後ろを振り返り、視線を合わせて素直にそう伝えると、
シドがにやっと口元に笑みを浮かべる。
シド:お前…こういうことしても、まだそんなこと言えるか?
言いながら、シドの唇が私の耳をやんわりと噛んだ。
熱い舌が耳に触れ、はっと息を飲む。

(…っ)

身を固める私を気にすることなく、
シドはそのまま滑るように首筋にキスを落としていった。
沐沐:っ…シド…
慌てて身体ごと振り向くと、真正面から抱きしめられる。
そして、いたずらっぽく細められた瞳と視線が合った瞬間、
噛みつくように唇を奪われた。
沐沐:っもう…急にこんな・・・
シド:いいだろ。お前に触れてると落ち着くんだよ

(からかってるのかもしれないけど…)
(そんなこと言われたら…何も言えなくなってしまう)

引き締めていたはずの頬が緩んでいくのを感じながら、シドを見つめる。

(困るって思うのに、本当は嬉しいこと…)
(シドには気づかれてるのかな…)

柔らかい眼差しを向けられると、
胸の奥が甘く疼いて、愛しい気持ちが溢れ出した。
ふいに、シドの大きな手がくしゃっと私の頭を撫でる。
シド:…そんな顔、俺以外に見せんじゃねえぞ
沐沐:うん…

(シドのこんなに優しい顔も、私だけに見せてほしいけど…)

こんな時に、どういう風に伝えればいいのか迷っていると、
言い出せずにいる私に気づいたのか、シドが私の顔を覗きこんだ。
シド:どうした?
シドの澄んだ瞳は、変わらずに優しい色を浮かべている。

(やっぱり…シドを一人占めしたくなってしまう)

上手く言葉も見つからないまま、私はそっと口を開いた。
沐沐:…シドも、私以外には甘えないでね
その言葉に、シドがわずかに目を見開く。
けれどシドは、すぐにいつもの不敵な笑みを口元に浮かべた。
シド:…言うようになったじゃねえか

(あ…、シドちょっと嬉しそう…)

見つめ合ったまま、どちらからともなく笑みがこぼれる。
二人分の幸せな笑い声がバスルームに響く中、
私たちはもう一度、優しく口づけを交わした…―

 

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

 

列維斯標

レイヴィス

>>>彼を選ぶ

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

【レイヴィス】彼別全ステージクリア特典

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

レイヴィスの特典ストーリー

列維斯

澄んだ空に、星がひと際輝くある夜のこと…―
レイヴィス:いつまでそうしてる気?
バスタブに腰かけたレイヴィスが、余裕のある表情で尋ねる。

(そんなこと言われても…)

私はドレスを脱ごうと手をかけたまま、動けずにいた。

(私まで一緒に入る必要はなかったかも…)

〝レイヴィスの隣に佇んで、〞
〝夜空の月が映りこむ、青く澄んだ湖面を眺める。〞
〝私は、公務でウィスタリアを訪れていたレイヴィスと一緒に湖に来ていた。〞
〝吉琳:綺麗だね〞
〝幻想的な風景に見とれていると、〞
〝ふいに強い風が吹き、木々がざわざわと揺れる。〞
〝レイヴィス:大丈夫?〞
〝そう声を掛けたレイヴィスが、支えるように腰に手を回してくれた。〞
〝吉琳:うん。……あっ〞
〝大丈夫だと答えようとした時、被っていた帽子が風にさらわれてしまう。〞

〝(どうしよう…)〞

〝手を伸ばしても届かないほど高く舞い上がった真っ白な帽子は、〞
〝ゆらゆらと揺れながら湖の上に落ちていく。〞
〝吉琳:仕方ないね〞
〝じっとその様子を見ていたレイヴィスに、苦笑しながらそう呟いた。〞
〝すると、レイヴィスが私の頭を軽く撫でながら口を開く。〞
〝レイヴィス:ちょっと待ってて〞
〝吉琳:え…?〞
〝そう言うと、レイヴィスは真っ直ぐに冷たい冬の湖に向かい、足を踏み入れた。〞

〝(っまさか、帽子を取りに…?)〞

〝膝の辺りまで水に浸かったレイヴィスをはらはらしながら見守る。〞
〝湖面にたゆたう帽子を手に取ったレイヴィスは、〞
〝私の元に戻ると、そっと帽子を手渡してくれた。〞
〝吉琳:ありがとう…。寒かったよね、早く帰ろう?〞
〝レイヴィス:別に…それ、似合ってたから〞
〝掛けられた言葉に鼓動が甘く高鳴り、ぎゅっと帽子を胸に抱える。〞
〝レイヴィス:何してんの〞
〝レイヴィス:…帰るんでしょ?〞
〝口元に笑みを浮かべたレイヴィスの手を取って、私たちは城へと急いだ。〞

そして、
ウィスタリア城に戻った私はレイヴィスにお風呂を薦めたのだった。

(まさか、一緒に入ろうって誘われるなんて…)

思わず頷いてしまった私は、レイヴィスを前にして服も脱げずにいた。
レイヴィス:濡れてないにしても、お前だって体冷えてるだろ
待ち疲れたのか、レイヴィスが私の元に歩いてくる。
私の前に立ったレイヴィスが、楽しそうに口を開いた。
レイヴィス:自分で脱がないなら、俺が脱がすけど?

(そんな……)

告げられた言葉に驚いて、ぱちぱちと目を瞬かせる。

(でも、いつまでもこうしてるわけにもいかないよね)

レイヴィスの視線に恥ずかしさを煽られながらも、私はやっと覚悟を決めた。
吉琳:…わかった
吉琳:自分で脱ぐから…向こう向いてて?
そうお願いすると、レイヴィスが口元にふっと意地悪な笑みを浮かべる。
同時に、伸ばされたレイヴィスの手にぐっと腰を引き寄せられた。
レイヴィス:残念。時間切れ
吉琳:え? あっ…
片手で私の腰を支えたまま、
レイヴィスはもう片方の手で器用にドレスのリボンを解いていく。
身じろぐ間もなく脱がされて、ゆっくりとドレスが足もとに滑り落ちた。
レイヴィス:隠す必要ない。こういう姿見るの、初めてじゃないんだし
吉琳:っ…
真っ直ぐなレイヴィスの眼差しとその言葉に、かあっと頬が熱くなる。

(あっ、あれ……)

逃げ出したくなったその時、視界の端にレイヴィスのシャツが映った。
レイヴィス:ほら、行くよ
レイヴィスが手を差し出すよりも早く、
私はとっさに、掛けてあったシャツを拾い上げ、素肌の上に羽織る。
レイヴィス:…っ、何してるの
吉琳:だって…やっぱり恥ずかしくて

(着てたら湯船に入れないのはわかってるけど…)

少しの沈黙の後、レイヴィスが静かにため息をついた。

(もしかして、呆れられてしまったかな…)

おずおずと俯いていた顔を上げると、
真っ直ぐに私を見るレイヴィスと視線が交わる。
レイヴィス:言っとくけど、それ…逆効果
吉琳:えっ…?
レイヴィスの腕が伸ばされて、そのままぎゅっと抱きしめられる。
隙間もないほどきつく腕が回されて、耳元に低く掠れた声が落ちた。
レイヴィス:…煽ったのは吉琳だから
吉琳:煽ったって…んっ
告げようとした言葉は、レイヴィスの口の中に消えていく。
吉琳:待っ…、っ、ぁ…
レイヴィス:…待たない
遮るように何度も口づけが落とされる内に、頭がぼうっと白くなっていく。

(っ…もう、これ以上は…)

思考ごと奪い去るようなキスに身体の力が抜けていき、
崩れ落ちそうになった私を、しっかりとレイヴィスの腕が抱き止めた。
レイヴィス:…その顔、可愛い
そっと唇を離したレイヴィスが、小さく笑みをこぼす。
次の瞬間、ふわりと横抱きにされて、ゆっくりと湯船に下ろされた。

(レイヴィスのシャツが濡れちゃう…)

温かいお湯に触れた途端、はっとして立ち上がる。
吉琳:待って、レイヴィス…
レイヴィス:着たいなら着てていい
レイヴィス:その格好、悪くない
レイヴィスがからかうように口の端を上げる。
その言葉に自分の身体を見下ろすと、
すでにシャツは水を含んで重くなり、しっとりと肌に張り付いていた。
吉琳:あ…
その場にしゃがみ込み、勢いよく肩までお湯に浸かる。

(どうしよう、でも、今さら脱ぐのも…)

悩んだまま身体を丸めている私に、レイヴィスが優しく声を掛けた。
レイヴィス:ほんと…何をそんなに気にしてるのかわからないけど
途中で言葉を切ると、レイヴィスがゆっくりと私の背中に腕を回す。
真正面から抱き抱えるようにレイヴィスの膝に乗せられて、
一際大きく鼓動が跳ねた。
レイヴィス:俺に見られたくないなら、これでいいだろ
吉琳:うん…ありがとう

(ほっとしていいはずなのに…)

レイヴィスの胸に身を預けながら、私の胸はまだ甘いときめきに高鳴っていた。
レイヴィス:別にいい
気にしてない様子でそう呟いたレイヴィスの手がシャツの下に潜り込む。

(っ……)

指先で直接背筋をなぞり上げられ、
身じろいだ私の耳元にレイヴィスの熱い吐息が触れた。
レイヴィス:後で見せてもらうから
吉琳:後でって…
からかうように細められた目は、わずかに熱を帯びていて、
その瞳に見つめられるだけで、肌がぞくりと粟立った。
吉琳:…もう、からかってる…?
レイヴィス:…さあな
そう言うと、レイヴィスが優しく触れるだけのキスを落とす。

(そんなこと言われたら、気になってしまう…)

一人だけ余裕な雰囲気で微笑むレイヴィスに少しの悔しさが募るけれど、
同時に甘い感情が胸をくすぐる。

(こうして翻弄されることさえ、愛しく思うなんて…)

身体の奥に灯った熱に気づかないふりをして、
私はそっとレイヴィスの胸に顔を寄せた…―

 

日版王宮 收集活動-Sweet Touch~バスルームでキス

arrow
arrow
    全站熱搜

    小澤亞緣(吉琳) 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()