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Candy Kiss~2人を惑わす甘い誘惑~[前編](獎勵故事)

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*謝謝沐沐幫忙艾倫跟席德的~(飛吻)

 

 

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▼ストーリーのプロローグはこちら▼

プロローグを読む>>>

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穏やかな夜風が頬を撫でるある夜…―
この日の公務を終え、私は小箱を手に廊下を歩いていた。

(『恋人と愛を確かめあえるお菓子』か…)

淡いピンクのリボンが巻かれた箱を見つめると、
ふと昼間のことが頭をよぎる。
それは公務の休憩中のこと…―

〝扉をノックする音と共に部屋を訪れたのはロベールさんだった。〞
〝吉琳:ロベールさん! おかえりなさい〞
〝ロベール:うん。ただいま〞
〝以前描いたという風景画が隣国の国王の目に留まり、〞
〝ロベールさんは、国賓としてしばらくその国に滞在していた。〞
〝ロベール:今、休憩中かな?〞
〝吉琳:はい〞
〝ロベール:良かった。渡したいものがあって〞
〝私の元まで歩み寄ったロベールさんは、〞
〝ポケットからリボンが巻かれた手の平ほどの箱を取り出す。〞
〝ロベール:これ、吉琳ちゃんにお土産〞
〝吉琳:良いんですか?〞
〝優しく頷くロベールさんに、思わず笑みをこぼした。〞
〝吉琳:ありがとうございます〞
〝差し出された箱を受け取ると、ロベールさんがにこやかに続ける。〞
〝ロベール:普通のお菓子なんだけど、あの国ではとても人気みたいだよ〞
〝ロベール:恋人と愛を確かめあえるお菓子らしくて〞
〝吉琳:えっ…〞
〝珍しい話に、瞳を瞬かせてしまう。〞
〝吉琳:それって、どういう意味なんでしょう…?〞
〝ロベール:詳しくは聞いてないけれど、〞
〝ロベール:恋人同士で食べたら分かるんじゃないかな〞

〝(恋人…)〞

〝その言葉に、彼の顔が頭をよぎった…―〞

昼間のことを思い出すと、また頬が熱くなってしまう。

(『愛を確かめあえる』…)
(お互いへの想いを伝えあうってことかな)
(バレンタインやホワイトデーに、)
(恋人がお菓子を贈りあうのと似てるかも)

そう考えると人気な理由も分かる気がした。

(…あの人と一緒に食べてみよう)

ロベールさんから受け取った箱を胸に、
ドレスをふわりと揺らして、私は歩みを進めた…―

 

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◆お相手を選択しよう◆

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どの彼を惑わす?
親密度を上げていくと彼の表情に変化が‥?!
親密度MAXで豪華特典もGETできちゃう!

 

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特典ストーリー>>>

 

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アラン

>>>彼を選ぶ

<親密度0>

◇ふーん
◇珍しい形したマカロンだな。
◇俺に?

<親密度20>

◇……なに
◇美味いな
◇お前も食べてみろよ

<親密度40>

◇自分でもよく分かんねえけど…今はお前のこと離したくない
◇『顔赤い』?…確かに、熱くなってきた
◇…ん。あのマカロン食べてから…変だな

<親密度60>

◇今日は優しく出来ねえかも。…嫌なら言えよ
◇お前と一緒にいると、余計熱くなる
◇お前は平気なのかよ
◇これ以上は、我慢出来ねえかも
◇お前に触れたい
◇もっとこっち来いよ

<親密度80>Max

 

【アラン】
彼別全ステージクリア特典

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アランの特典ストーリー>>>

艾倫

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宝石が散りばめられたように、
幾千もの星が夜空に輝く、ある夜…―
私は、ロベールさんから貰ったマカロンを手に、アランの元を訪ねていた。

(一緒に食べたいと思って持ってきたけど…)

沐沐:アラン…大丈夫?
アラン:…ああ
マカロンを口にしたアランは、眉を寄せて言葉を返す。
どこか具合の悪そうな様子に、
私は手にしていたマカロンを置いて、慌ててアランの顔を覗きこんだ。
沐沐:口に合わなかった…?
アラン:いや…そうじゃない
アラン:何で急に…
浅い呼吸を繰り返しぼそりと呟いたアランは、
机に置いたままだったマカロンを見て、わずかにはっとする。
沐沐:どうかした…?
アラン:…何でもない。お前はそれ、まだ食べてないよな
沐沐:う、うん…

(どうしてそんなことを…?)

戸惑いつつも頷き返すと、
どこかほっとした様子のアランの目元は、ほんのり赤く染まっていた。

(熱があるのかな…)

とっさに隣に腰かけるアランの額に手を当てると、普段よりも熱く感じる。
アラン:…触んな
沐沐:っごめん…
すぐ側で響く低い声音に、思わずぱっと手を離すと、
アランは、ばつが悪そうに視線を逸らした。
アラン:そうじゃなくて…お前が側にいると変なんだよ
沐沐:え?
その時とん、とアランが優しく私の肩を押し、
座っていたソファに押し倒され…
アラン:もっと触れたくなる
沐沐:っ……
掠れた声が胸の奥まで響き、鼓動が自然と加速していく。
アラン:…あの土産食べてから、変なんだよ
その言葉に、私は机の上のマカロンへ視線を投げた。

(っもしかして『恋人と愛を確かめあう』って…こういう意味…?)

お菓子の本当の意味に気付き、耳まで一気に熱くなる。
アランを見上げると、澄んだ瞳は熱をはらんでいて鼓動が更に甘く乱れた。
アラン:抑えられねえかもしれない
アラン:…だから、触んなって言っただけ
ぽつりと零れた言葉にアランの優しさを感じ、
きゅっと、胸が甘く締めつけられる。

(アラン以外の人にこうされたら…怖いって思うのかもしれない)
(…でも)

沐沐:アランだから…大丈夫
沐沐:……好きな人、だか……っん…
言い終える前に、アランが唇を重ねた。
言いかけた言葉は、深い口づけと共に飲み込まれていく。
アラン:…ったく、お前な
そっと唇を離したアランは、こつんと額を合わせて…
アラン:今日は優しく出来ねえかも。…嫌なら言えよ
吐息交じりの囁きに、胸の奥が甘く震えた。

(…嫌だなんて、思えないよ)

愛おしさが込み上げるのを感じながら、ゆっくりと目を閉じる。
再び唇が重なると、
アランはもどかしそうに私の舌を絡めとり、呼吸を乱していく。
沐沐:んっ…はぁ…
熱くなった手が頬に触れ、首筋をアランの指先が掠める。
いつの間にかドレスのリボンが解かれ、アランの手が胸元から直接肌に触れた。
沐沐:ぁっ……
背中を駆け抜ける甘い痺れに思わず声がこぼれ、
恥ずかしくなり、私はアランの背中にそっと手を回す。
アラン:…っ……
その瞬間、アランが目を見開いたものの、
すぐに眉を寄せると、私の瞳を真っ直ぐに見つめた。
アラン:…ただでさえ止まらねえのに、これ以上、煽るな
切なさを含んだ強い眼差しに、ドキッと胸が高鳴る。
沐沐:そんなつもり…っ…
けれど否定する間もなく唇が塞がれ、
吐息を交わしながら口づけを繰り返し、アランは自分の服を脱ぎ落した。
アラン:今すぐお前が欲しい
耳元で囁く吐息は、それだけで胸の奥を乱していく。

(私も、もっとアランに触れてほしい…)

身体中が熱を持ったように疼き、私はアランを見つめて小さく頷いた。
アラン:このまま離さない
アラン:沐沐…愛してる
ぼんやりする視界の先で、一瞬アランが優しく微笑んだ気がした。

(優しいところも、たまに意地悪なところも…)
(アランの全部が好き)

甘い痺れに身体を震わせて、私はぎゅっとアランの背中を抱き締めた…―

 

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ジル

>>>彼を選ぶ

<親密度0>

◇お菓子の差し入れとは、嬉しいですね。
◇これは…ギモーヴですか。
◇ええ。

<親密度20>

◇ありがとうございます。
◇美味しかったですよ。『ジルが疲れていると思って』…ですか。
◇貴女の気持ちが、一番の差し入れですね。

<親密度40>

◇好きですよ、プリンセス。
◇今は何故か貴女へ想いを伝えたくなります。
◇…おかしいですね。こうも気持ちを抑えられなくなるなんて。

<親密度60>

◇そんな顏をして…いけない人ですね。今夜は寝られないと思って下さい。
◇あのギモーヴが、こんな気持ちにさせているのでしょうか。
◇今夜は貴女を離したくないと、思ってしまいますね。
◇…熱くなってきました。ですが私と同じくらい、貴女も熱いようですね。
◇…プリンセス。こちらへ。
◇私がどれほど貴女を想っているか、伝えさせて頂けますか?

<親密度80>Max

 

【ジル】
彼別全ステージクリア特典

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ジルの特典ストーリー>>>

吉爾

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優しい花の香りに春の訪れを感じる、ある夜…―
一日の公務を終えた私は、
ロベールさんから貰ったお菓子を手に、ジルの部屋を訪れていた。

(喜んでくれるといいな)

ソファの隣にかけたジルは、ギモーヴを口にして、ふっと目を細める。
ジル:しっとりと甘くて美味しいですね

(良かった…)

ジル:しかし、ロベール殿からのお土産を私が頂いても良かったのですか?
吉琳:はい。…最近忙しそうだったので、甘いものをと思って…
公務が立て込んでいたこともあり、
ジルとこうしてゆっくり話すのも久々のことだった。
ジル:ありがとうございます
そうお礼を言ったジルは、ふいにぐっと眉を寄せる。
吉琳:ジル…?
心配になって見つめると、
ジルはすぐに苦しそうな表情を和らげ、口元に笑みを浮かべた。
ジル:いえ、何でもありませんよ
ジル:ですが…これは、貴女は食べない方が良いでしょう

(えっ…)

吉琳:…どうしてですか?
訊ねてもジルは笑みを向けたまま、理由を教えてくれない。
テーブルに置かれたままの色鮮やかなギモーヴを見つめていると、
ジルが私の頬に手を伸ばして、視線を自分の方へと向けた。
ジル:口寂しいのでしたら…別の方法で気を紛らわせて差し上げますよ
吉琳:ジ、ジルっ…
ジルの親指が唇に触れて、鼓動が大きく跳ねる。
しかしそれと同時に、唇をなぞる指先は手袋越しでも分かるほど熱く、
私は小さく息をのんだ。
吉琳:あの…もしかして熱があるんじゃ…

(部屋に入った時は普通に見えたけど…)

不安な想いで見つめると、
ジルはうっすらと微笑んだまま、首を横に振る。
ジル:いいえ。ですが、どうやらこのギモーヴは…
ジル:媚薬に似た効果があるようですね
吉琳:媚薬って…
はっとして見つめると、
ジルの理性的な瞳が熱を帯びたように揺らめいていた。
こちらに向けられる甘い視線に気付いた途端、頬が一気に熱くなっていく。

(だから私が食べようとしたのを止めて…)

ジル:そういうことですから、ご心配には及びませんよ
ジル:…ただ、今夜は側にいない方が良さそうですね
苦笑して、ジルは私の唇からそっと手を離す。

(でも…)

ふと、頭をよぎったのは『愛を確かめあえる』という言葉だった。

(私の気持ちを伝えたい。それに…)
(ジルの想いも……もっと知りたい)

私は鼓動が大きく高鳴るのを聞きながら、
離れていったジルの手をぎゅっと掴んだ。
ジル:吉琳?
吉琳:一緒に…いたいです
吉琳:このギモーヴは恋人と愛を確かめあえるそうで、その…
吉琳:こうして二人で過ごすのも、久しぶりなので…
話しているうちに恥ずかしさがどんどん大きくなり、言葉が消えていく。
その様子を見たジルが、ふっと笑った。
ジル:まったく
そのまま手を引かれて、ジルに優しく抱きしめられ…
ジル:そんな顔をして…いけない人ですね。
ジル:今夜は寝られないと思って下さい
吐息交じりの囁きが、私の胸を甘く疼かせる。
見上げた私の唇を塞ぐようにジルの唇が重なり、
そのまま優しくソファに押し倒された。
ジル:お菓子よりも貴女の唇の方が、余程甘いように思えます
からかうようにそう言ったジルは、
角度を変えて唇の隙間から舌先を潜り込ませ、さらに口づけを深くする。
吉琳:…っ……ん
ジル:こうして触れるたびに愛しさが増していきます
ジル:貴女から誘ったのですから…覚悟はできていますね?
口づけの合間に囁かれて、身体がじんと火照っていく。

(恥ずかしいけど、私もジルの愛を確かめたいから…)

吉琳:…はい
小さく頷いて、私はすがりつくようにジルの首に手を回した。
ジルは唇を離すと、艶やかな瞳をすっと細める。
ジル:素直な貴女はいつにも増して魅力的ですね
そうして私の首元に顔を寄せた。
吉琳:んっ…
唇を強く押し当てながら、ジルがドレスを肩から脱がせていく。

(ジルの手、さっきより熱い…)

与えられる熱に煽られるように、素肌が火照るのを感じている間にも、
ジルは露わになった私の肌にキスを落として、自身の服を脱ぎ去った。
ジル:私が貴女をどれほど想っているか、
ジル:一晩かけてじっくりと教えて差し上げます
吉琳:ジル…
求めるような瞳に一心に見つめられ、肌がぞくりと甘く疼く。
大きく息をこぼしてジルがゆっくりと腰を抱き寄せた。
吉琳:ぁっ…
ジル:誰よりも貴女を愛しています
吉琳:私も…

(誰よりもジルのことを、愛してる)

言葉にならない想いを伝えるように、自分から口づける。
全身を貫く痺れに身体を震わせて、
私は一晩中、甘い香りとジルの温もりに酔いしれた…―

 

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ゼノ

>>>彼を選ぶ

<親密度0>

◇……ん?
◇俺よりも、お前が先に食べるといい。
◇どうした。顔が赤いようだか…。

<親密度20>

◇いや。
◇俺も、もらおう。
◇お前が、そう望むのなら。

<親密度40>

◇真っ赤だな。だが、これくらいの口づけでは、まだ足りない。
◇…いつもより素直だな。
◇触れたいと思っているのは…俺だけではないようだ。

<親密度60>

◇視線を逸らすな。今夜は俺だけを見ていろ。
◇身体が熱い、か。…恐らく、あのキャラメルのせいだろう。
◇悪いが、抑えられそうにない。
◇今すぐに…お前が欲しい。
◇俺も、素直に伝えよう。
◇…愛している。

<親密度80>Max

 

【ゼノ】
彼別全ステージクリア特典

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ゼノの特典ストーリー

傑諾

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澄んだ夜空にいくつもの星が輝くある日の夜…―
シュタイン城での公務を終えた私は、
ロベールさんからもらったお菓子を持って、ゼノ様の部屋を訪れていた。

(こうしてゆっくり過ごすのは久しぶりだな…)

嬉しくて頬が緩むのを感じながら、隣に座るゼノ様に向き直る。
吉琳:このお菓子、恋人と愛を確かめ合えるお菓子なんだそうです
吉琳:ゼノ様も一緒にいかがですか?
ゼノ:珍しいな。異国のものか
興味深そうに呟いたゼノ様を前に、私はそっと箱を開けた。
吉琳:あ…少し溶けてしまっているみたいですね
箱の中に入っていたキャラメルは、
包み紙の隙間からわずかにとろりと溶けだして、
甘く濃い香りがふわりと漂う。

(結構大きいし、一粒で満足かも…)

どれを取ろうかと悩んでいると、ゼノ様が黒い手袋を外しながら口を開いた。
ゼノ:…手が汚れるだろう
ゼノ:こちらへ来い
そうして指先でキャラメルを一粒つまむと、そっと私の口元に運ぶ。
吉琳:そんな…ゼノ様が召し上がってください
ゼノ:構わない
どこか楽しげな視線で促されておずおずと口を開くと、
濃厚な甘さが口いっぱいに広がった。
吉琳:すごく美味しいです
けれど、しばらく口に含んでいると段々と呼吸が浅くなり、頬が火照る。

(でも…なんだか、身体が熱い…)

思わず身体を丸めると、ゼノ様が心配そうに私の頬に触れた。
ゼノ:どうした?
吉琳:ぁっ…
その瞬間、甘い痺れが背筋を走り、無意識に吐息がこぼれ落ちる。

(っ…触れられただけなのに)

胸はドキドキと早鐘を打ち、
感じたことのない感覚に戸惑ってゼノ様を見つめた。
わずかに目を見開いたゼノ様が、きゅっと眉根を寄せる。
ゼノ:…なるほど。恋人と愛を確かめあう、と言っていたな
ゼノ:どうやら、これには媚薬の効果があるようだ
吉琳:っ媚薬…?
驚いて聞き返すと、
ふわりとゼノ様に横抱きにされてベッドの上に下ろされた。
ゼノ:動くのも辛いだろう
ゼノ:今日はここで寝るといい
優しい声音でそう言って、去ろうとするゼノ様に問いかける。
吉琳:ですが、ゼノ様は…?
ゼノ:俺は違う部屋を使う。気にすることはない

(そんな…こうしてゼノ様と一緒にいられるのは久しぶりなのに…)
(それに…さっきから目も合わない気がする…)

ゼノ様と過ごせて弾んでいた気持ちが、しゅんとしぼんでいく。

(ゼノ様を困らせたくない。…でも)
(行かないで欲しい…)

気づくと私は、ゼノ様の服の裾を握っていた。
ゼノ:離すなら、今のうちだ
ゼノ:そのような顔で引きとめられると…抑えられそうにない
はっとして見上げると、苦笑したゼノ様と視線が重なる。

(…視線が合わなかったのは…私のため…?)

その気遣いが嬉しくて、胸がとくんと高鳴った。

(いつもなら恥ずかしくて言えないのに…)
(この想いを全部、ゼノ様に伝えたくなってしまう)

ぼうっとする頭で、私はゼノ様への気持ちを口にした。
吉琳:私は…ゼノ様と一緒にいたいです
吉琳:ずっと、離さないで下さい…
ゼノ:…ああ、分かった
すると、
ふっと笑みを浮かべたゼノ様の瞳が近づいて、柔らかく唇が重なる。
吉琳:っ…ん…はぁ…
ゼノ様の舌先がやんわりと私の唇を押し開いて、
残っていたキャラメルの欠片を奪っていった。
ゼノ:…甘いな
吉琳:…っ……
熱をはらんだゼノ様の瞳に見つめられ、かあっと頬が熱くなる。

(キャラメルを食べたら…ゼノ様まで…)

恥ずかしくて思わず目を逸らすと、
ベッドを軋ませながらゼノ様が私の上に覆いかぶさり、低く囁いて…
ゼノ:視線を逸らすな。今夜は俺だけを見ていろ
吉琳:っ…はい

(…ゼノ様の瞳に見つめられると、)
(余計に身体が熱くなって、気持ちが溢れてくる…)

吉琳:大好きです…ゼノ様
そう告げると、嬉しそうにゼノ様が目を細めた。
ワンピースを乱しながら、露わになった胸元にそっとキスが落とされる。
ゼノ:俺も…お前を愛している
ゼノ:いくら触れても、足りないほどに

(…っ…)

吐息が胸先を掠め、ぴくりと肩が跳ねる。
ゼノ様は小さく笑うと、着ていたシャツを脱ぎ落とした。

(こんなにドキドキしてるのに…まだ足りない…)

吉琳:…もっと、ゼノ様に触れてほし…んっ
吐息交じりに呟いた言葉はゼノ様の唇に遮られ、
息継ぎしようと唇を開くとまた舌を絡め取られた。
呼吸もままならないまま、私は応えるようにゼノ様の首に腕を回す。
ゼノ:全てが欲しいと思うほど焦がれるのは…吉琳だけだ
愛おしげに見つめられ、胸の奥が熱くなった。
ゼノ:お前の望む通り…俺の全てでこの想いを伝えよう
ゼノ:愛している

(ゼノ様の言葉が、すごく嬉しい…)

ベッドを軋ませながらゆっくりと身体が重なり、ゼノ様の熱を受け入れる。
吉琳:私も…愛しています
そうして私たちは、互いの愛を確かめ合うように深い夜に溺れていった…―

 

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シド

>>>彼を選ぶ

<親密度0>

◇あ?
◇へえ、随分と目立つ色のキャンディだな。
◇お前がそう言うなら、遠慮なく貰っておくか。

<親密度20>

◇悪くねえ…。
◇やっぱり甘えな。まあ、たまに食うぐれえならいいか。
◇まずいなんて言ってねえだろ。それにお前からのもん返すわけがねえ。

<親密度40>

◇抱きしめてえと思ったからそうした。それだけのことだ。
◇…急に身体、熱くなってきたな。
◇なるほどな…。ただのキャンディじゃなかったってことか。

<親密度60>

◇今夜は何も考えねえで、大人しく抱かれてろ。
◇あんまり近づくんじゃねえ。今は抑え、きかねえからな。
◇…お前、そんな風に無防備な顔して、煽ってんのか?
◇『離れたくない』か。相変わらず気の強え女だな。まあ、そこがいいんだが。
◇俺がお前をどう思ってるか、一晩かけて教えてやるよ。
◇もう止めてやらねえ。覚悟しろよ。

<親密度80>Max

 

【シド】
彼別全ステージクリア特典

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シドの特典ストーリー

席德

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頬を撫でる風が柔らかく感じるようになった、ある夜…―
私は貰ったばかりのお土産を一緒に食べようと、
この日、仕事で城に来ていたシドを部屋へ招いていた。
シド:それにしても、ロベールも可愛い土産を渡したもんだな
お土産のキャンディを食べ終えた様子のシドは、
興味深そうに包み紙を手にしている。
沐沐:美味しかった?
シド:ああ
沐沐:…それなら、一つくれても良かったのに

(残りも貰うって…そんなに気に入ったのかな)

シドは私が食べる前に、
キャンディの箱をコートのポケットに入れていたのだった。
シド:いつもより食い意地張ってんな
沐沐:違っ……

(ただ、シドと一緒にお土産を楽しみたかっただけで)

からかうような言葉につい拗ねて返してしまうものの、
シドの行動を思い返して首を傾げる。

(でもいつもはあんなことしないのに、どうしたんだろう?)

不思議に思っていると、シドの手がくしゃっと私の頭を撫でた。
シド:じゃあな。また顔、見に来てやる

(…もう行っちゃうんだ)

胸に訪れる寂しさに思わず視線を落とすと、
シドが面白そうに笑った。
シド:寂しいって顔に書いてあるぞ
沐沐:っそれは…
思っていたことを言い当てられ、さっと頬に熱が集まっていく。

(本当はもっと、シドと一緒にいたい)
(…いつもすぐに会えるわけじゃないから)

私は、強がらずに素直な気持ちを言葉にのせた。
沐沐:寂しいに決まってるよ
顔を火照らせたままそう告げると、シドの唇が弧を描く。
シド:へえ。可愛いこと言えんじゃねえか
シド:まあ、今は無駄に煽るだけだがな
沐沐:えっ
ぐっと手を引かれたと思うと、
シドの胸元に優しく抱き寄せられていた。
沐沐:っシド…?
シド:あの土産、媚薬効果があるみてえだな
シド:お前といるだけでこうなる

(あっ…)

頬を寄せる胸元から聞こえるのは、いつもより速い鼓動の音だった。
見上げると、シドの目元もどこか赤く染まっているように見える。

(まさかそんなキャンディだったなんて)

気付いた瞬間、火がついたように身体が熱くなってしまった。

(だから私に食べさせないように全部持ち帰ろうと…)

シドの優しさに、胸が甘く締めつけられる。
シド:分かったら今夜は大人しく言うこと聞いておけ
そうしてシドは身体を離そうとして…
シド:お前…
私は思い切ってぎゅっとシドの背中に腕を回した。
シド:今の話の意味、分からねえわけじゃねえだろ
沐沐:分かってる。でも…
ぎゅっと抱き締めるシドの身体からは、いつもよりも熱い温もりが伝わる。
沐沐:シド、辛そうだから…私で役に立てるなら、頼ってほしい

(シドの気持ちは嬉しいけど、ただそれに甘えたくない)
(…恋人だから)

そう告げると、シドの大きな手が私の頭を撫でて、ふっと笑う声が落ちた。
シド:逃がしてやろうかと思ったが、お前がそこまで言うなら
シドは言葉を切って、私の耳元に顔を寄せ…
シド:今夜は何も考えねえで、大人しく抱かれてろ
そう言って耳元にキスを落とし、軽く甘噛みされる。
沐沐:…っぁ
思わず身体を震わせると、たくましい腕にしっかりと抱き締められた。
シド:勘違いすんじゃねえぞ
シド:身体が熱いのも、心臓の音がうるせえのも、
シド:全部お前に惚れてるからだ。媚薬のせいじゃねえからな
真っ直ぐに見つめられて、シドの瞳から目が逸らせなくなる。

(こんな風に改めて言葉にされると嬉しい…)

鼓動が高鳴り、胸の奥から甘い音が響いた。
すると、私の気持ちを読み取ったかのように、シドの口元に笑みが浮かぶ。
シド:だから責任とれよ
後頭部を抱き寄せられ、唇が深く重なった。
沐沐:っ…ん……はぁ
息もできないくらいの深い口づけをしながら、
二人で、もつれ合うようにベッドへ倒れ込む。
シドは自身の服を脱ぎ、私に覆いかぶさった。
シド:あの土産食ってねえのに、お前も熱いな
シド:媚薬のせいか?
乱れたドレスの裾からシドが手を滑らせ、脚に口づけられる。
沐沐:っ…
シド……
そのまま、口づけが脚を上っていく。

(これは…媚薬じゃない)

沐沐:…勘違い、しないで
沐沐:熱いのは……シドが好きだから
小さくもはっきりそう伝えると、
わずかに驚いたようにした後、シドが愛しげな視線を向けた。
シド:言うじゃねえか。どうなっても知らねえぞ
吐息交じりの声が胸の奥を熱くさせ、
私は身体が甘く痺れていくのを感じた。

(それでも、シドが触れ方が優しいから、)
(愛されてるって実感できる…)

シドが息をつきながら、熱い身体を預けるように重ねる。
シド:お前が満足するまで愛してやるよ
ベッドが軋むたびに、私は溶けそうなほどの愛に心が震えるのを感じた…―

 

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レイヴィス

>>>彼を選ぶ

<親密度0>

◇へえ
◇クッキーか。甘そうだな。
◇俺はいいから、お前が食べれば。

<親密度20>

◇一応お礼言っておく。ありがと。
◇『1枚だけでも食べない?』…わかった。
◇お前が食べさせるっていうなら、もらう。

<親密度40>

◇ん?なに?……好き、ね。俺はお前を愛してるよ
◇…身体が熱い?
◇ん…俺も、少し回ってきたかな

<親密度60>

◇そんな甘い声出しといて、逃げるのは反則。……キスだけじゃ、もう足りないくせに。
◇俺の前では我慢しなくていい。
◇お前がおかしいんじゃなくて…あのお菓子のせい。
◇こんなに熱いのも…触れたくなるのも。
◇ん、良い顔。
◇…今夜は全部、俺に委ねて。

<親密度80>Max

 

【レイヴィス】
彼別全ステージクリア特典

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レイヴィスの特典ストーリー

雷維斯

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暖かな室内に、紅茶の香りが漂うある日の夜…―
休日にハルナイト邸を訪れた私は、
久しぶりにレイヴィスと二人の時間を過ごしていた。
吉琳:このお菓子、ロベールさんからもらったの
そう言って、テーブルの上に紅茶と一緒にお菓子の箱を置くと、
レイヴィスの隣のソファに腰を下ろす。

(甘いものは得意じゃないって知ってるし、無理はしてほしくないけど)
(恋人たちのお菓子だから、一緒に食べられたら嬉しいな…)

レイヴィス:へえ…
箱を開けると、クッキーの香ばしい香りがふわりと漂う。
すると、レイヴィスが箱の蓋に手を伸ばした。
吉琳:どうしたの?
レイヴィス:いや、別に…
そう言いながらも、箱を見つめたままのレイヴィスに問いかける。
吉琳:…一枚だけでも食べてみない?
レイヴィス:お前が食べさせてくれるならいいけど
吉琳:もう、からかってる…?
私は楽しそうな笑みを浮かべるレイヴィスから視線を逸らし、
照れ隠しのように一枚、クッキーを口に運んだ。
吉琳:美味しい…
クッキーの優しい甘さに自然と頬が緩む。
そうしてしばらくレイヴィスと話をしていると、ふと違和感に気づいた。

(何だかぼうっとする…)
(それに、身体も熱いような…)

レイヴィス:吉琳…?
浅い呼吸を繰り返していると、レイヴィスが心配そうに覗きこむ。
吉琳:…っ……
ふらっと傾いた身体をレイヴィスに支えられると、ぴくっと大きく肩が跳ねた。

(ちょっと触れただけなのに…どうして?)

自分でも理由がわからず驚いていると、レイヴィスがぽつりと呟く。
レイヴィス:…思い出した
吉琳:えっ…?
レイヴィス:それ、恋人と食べるようにって言われたんじゃない?
何かを確かめるようにじっと私を見つめて、レイヴィスが訊ねる。
吉琳:うん…そうだけど
レイヴィス:やっぱり
レイヴィス:最近、夜警団がその話で盛り上がってた

(シュタインでも有名なのかな?)

レイヴィス:異国のお菓子だからまさかと思ったけど…
そこで言葉を切って、レイヴィスが眉根を寄せた。

(どうしたんだろう…?)

吉琳:異国のお土産で、恋人と愛を確かめ合うお菓子って聞いたから、
吉琳:レイヴィスと食べたいなって思ったんだけど…っ

(…何で、こんなに胸が疼くの?)

話の途中でぎゅっと胸を抑えると、レイヴィスが私に手を伸ばす。
レイヴィス:身体、熱いんでしょ
レイヴィス:無理しなくていい
言いながら、レイヴィスはゆっくりと私をソファに押し倒した。
そうして優しく唇を重ねられ、甘い吐息がこぼれ落ちる。
吉琳:ぁっ……
短く唇が触れただけで胸が甘く震え、
困惑している私を宥めるように、レイヴィスが優しく髪を撫でた。
レイヴィス:媚薬の効果があるんだよ、そのお菓子
吉琳:そんな…
レイヴィス:大丈夫。全部俺に委ねて
答える間もなく再び唇が重ねられる。
そのまま首筋を滑るように胸元へとキスが落とされて、思わず口を手で覆った。
吉琳:…んっ……

(…声が抑えられない)

甘い感覚に震えながらも、顔に熱が集まってくるのが分かる。
レイヴィスはシャツを脱ぐと、そっと私の手を取って自分の背中へと回した。
レイヴィス:お菓子のせいだから…我慢しなくていい
いつの間にかもう片方の手は器用にワンピースを落とし、
熱く火照った素肌が窓からこぼれる月明かりの下にさらされる。
吉琳:んっ…
レイヴィスの手がお腹の下へとゆっくりと降りていくと、
ぞくりと背筋に痺れが走った。
与えられる甘い刺激から逃れようと身をよじると、レイヴィスの瞳が近づき…
レイヴィス:そんな甘い声出しといて、逃げるのは反則。
レイヴィス:…キスだけじゃ、もう足りないくせに
からかうように、けれど愛おしそうな瞳で微笑まれて胸がドキっと高鳴った。

(こんなに熱いのも、レイヴィスへの想いが溢れてくるのも)
(全部、お菓子のせいだから…)

優しく触れられるたびに募る愛しさを伝えようと、私はそっと口を開く。

(照れてしまってなかなか言えないけど…)

吉琳:…大好き
吉琳:レイヴィスに会うたびに、離れるのが寂しくて…

(このまま、離さないで欲しい…)

素直な気持ちを言葉にすると、
目元を赤く染めたレイヴィスが私の頬をゆるりと撫でた。
レイヴィス:…不意打ちはずるいんじゃない?
そう言うと、レイヴィスがそっと身体を倒し、隙間なく二人の肌が重なる。
吉琳:ぁっ……
熱い吐息が絡み、ぐっと身体を抱き寄せられると甘い痺れが全身を貫いた。
レイヴィス:俺も…愛してる
軋むベッドの上でぎゅっとレイヴィスを抱きしめながら、
私の心は甘く満たされていく。
レイヴィス:次に会えるまで、今日のことを忘れられないくらい
レイヴィス:たくさん甘やかしてあげる

(ずっと…この夜が終わらなければいいの…)

耳元に落ちる声に、こみ上げる愛しさ感じながら、
私たちは、互いの熱を求め合うようにもう一度口づけを交わした…―

 

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    小澤亞緣(吉琳) 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()