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Snowman Magic~雪あそびは恋のおまじない~(獎勵故事)

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『スノーマンマジックフェスティバル』
そのお祭りには、恋人との距離が縮まる恋のジンクスがあって…―
ユーリ「今日は一日、思いっきり俺に甘えていいんだよ? 」
アルバート「寒くはないですか? もっと、こちらへ」
レイヴィス「手、繋ぐよりこっちの方が温まるんじゃない?」
ゼノ「確かに手は冷たいが…心は温かい。お前が側にいるからな 」
雪が降り積もる中、深まる愛が温かく二人を包みこむ…―

 

*收集短語待有空再補

*感謝沐沐提供傑諾大人跟艾的部分~~也恭喜她早鳥全收ヾ(*´∀ ˋ*)ノ

 

 

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降り積もった雪が、日差しを反射してきらめく、ある日のこと…―
彼とのデートのため、お忍びで城下を訪れていた私は、
『スノーマンマジックフェスティバル』を見て回っていた。

(みんな楽しそう…素敵なお祭りだな)

雪の中ではしゃぐ子どもたちや、
肩を寄せ合い雪像を眺める恋人たちを眺めながら、
私は城で聞いた、あることを思い出す。
それは数日前、朝食をとっていた時のこと…―

〝ジル:そういえば、〞
〝ジル:そろそろ『スノーマンマジックフェスティバル』の時期ですね〞
〝吉琳:確か…城下の広場で開催されるものですよね〞
〝ジル:ええ。ここ数年の間に始まった祭りですが、〞
〝ジル:今では異国の人々からも注目されるものになりました〞
〝初めは雪像をいくつか飾るだけだったものが、〞
〝広場を使って、様々な雪遊びが出来る大きなお祭りになったのだという。〞

〝(名前は聞いたことがあったけれど、そんなお祭りだったんだ)〞

〝吉琳:ですが…どうして『スノーマンマジック』なんですか?〞
〝ジル:主催者の体験から名づけられたそうですよ〞
〝ジル:なんでも、雪だるまが恋を叶えてくれたそうで〞
〝吉琳:えっ〞
〝主催者の男性が想いを寄せていた女性とデートをした際、〞
〝雪だるまを作って、〞
〝一気に距離が縮まったことが由来だとジルが話してくれた。〞
〝ジル:そのため、この祭りで雪遊びをすると想いが叶い、〞
〝ジル:恋人と仲が深まる、というジンクスが広がったのです〞

(雪遊びか…子どもの時以来していないかもしれない)
(今日、あの人と一緒に出来たら嬉しいな)

素敵な恋の話に頬を緩めた時、後ろから声をかけられて…―
???:お待たせ

 

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ゼノ

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<1stステージ>

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【まとめて Touch!】

<2ndステージ>

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【まとめて Touch!】

<3rdステージ>

1個:
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【まとめて Touch!】

 

76 (1)

 

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ゼノの特典ストーリー

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素敵な恋の話に頬を緩めた時、後ろから声をかけられて…―
???:待たせたな
振り返ると、そこに立っていたのはゼノ様だった。
この日は、ゼノ様の公務が終わってからデートをすることになっていたため、
フェスティバルが開催される広場で、待ち合わせをしていたのだった。
沐沐:いえ、私も今来たところです
笑顔で答えると、ゼノ様はふっと笑みをこぼして私の頬に触れる。
ゼノ:嘘はつかなくて良い
ゼノ:鼻が少し赤くなっている
沐沐:っ……
ゼノ様の言葉に、思わずぱっと鼻の頭に手を当てるものの、
耳の先までどんどん熱くなっていくのが自分でも分かった。

(確かに、少し早めについてしまったけれど、)
(赤くなっていたなんて…恥ずかしい)

ゼノ:寒い思いをさせたな。すまない
沐沐:そんな…
指の背で頬を撫でるゼノ様に、
私はゆっくりと首を横に振って答える。
沐沐:不思議ですが、寒さはあまり感じませんでした
沐沐:……ゼノ様を想って、待っていたので
ゼノ:……

(素敵なお祭りをゼノ様と回れると思うと、)
(心が温かくなって、弾んでばかりだったから)

素直な想いを伝えると、
ゼノ様は瞳をわずかに瞬かせた後、表情を和らげた。
ゼノ:そうか
ゼノ:俺も、今日を楽しみにしていた
瞳に柔らかな色を宿し、ゼノ様は私の手を取る。
ゼノ:早速見て回るか
沐沐:はい
絡められた指先から伝わる温もりが、嬉しさと共に身体にじわりと広がっていく。
同じ想いでいた喜びを胸に、私はゼノ様の大きな手を握り返した。
そうして、広場に並んだ雪像を見て回っていると…
ゼノ:雪だるまを作っているのは、子供たちだけではないようだな
賑やかな広場では、
様々な雪遊びと共に、一緒に雪だるまを作っている男女の姿も目に留まった。
沐沐:スノーマンマジックと呼ばれる、このお祭りのジンクスがあるそうです
ゼノ:ジンクスか
興味深そうに瞳を揺らすゼノ様に、私はジルから聞いた話を伝える。
沐沐:ゼノ様、もしよかったら…私たちも一緒に作ってみませんか?

***

その後、私たちは教会の入り口で小さな雪だるまを一つ作っていた。
バランスよく積み上げた二つの雪玉を二人で見つめる。
沐沐:最後は、ゼノ様にお願いしてもいいでしょうか
ゼノ:ああ
ゼノ様は優しい表情で頷き、
鼻に見立てた赤い木の実を、顔の真ん中にちょんと乗せた。

(一緒に作れてよかった)

可愛らしい赤鼻の雪だるまを二人で眺めていると、ゼノ様が低く呟く。
ゼノ:やはり、幼い頃作ったものよりも出来が良いな
沐沐:私も、子どもの時より可愛く出来たように思います
沐沐:ですが…指先が冷えてしまいましたよね。急に提案してしまってすみません
手袋をしていたものの、
雪の冷たさは肌にまで届いていて、指先が思うように動かない。

(私のことを気遣って、ほとんどゼノ様が形を作ってくれたから、)
(きっと、もっと冷たく感じているはず…)

心配してゼノ様を見上げると、穏やかな眼差しと視線が絡み合って…―
ゼノ:確かに手は冷たいが…心は温かい。お前が側にいるからな
ゼノ様の低い声と共に、目元に触れるだけの口付けが落とされた。
沐沐:っ……
ふいに触れた柔らかな感触と、胸の奥に広がる温かな言葉に、身体が熱を帯びていく。

(お互いを想ったり、側にいるだけで……心まで温かくなれる)
(そんな素敵な関係が、これからも続きますように)

雪だるまの魔法にかかったように、舞い降りる雪までもどこか温かく感じる。
そうして私たちは再び指先を絡め合い、
お互いの温もりを伝えるように、そっと寄り添った…─

 

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ユーリ

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<1stステージ>

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<3rdステージ>

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【まとめて Touch!】

 

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ユーリの特典ストーリー

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素敵な恋の話に頬を緩めた時、後ろから声をかけられて…―
???:お待たせ
振り返ると、真っ白な耳当てを持ったユーリが笑顔を向けてくれていた。
ユーリ:これで寒くないよ
ユーリは、そのまま手にしていた耳当てを私の耳に被せてくれる。
ほわっと柔らかな感触と温もりに包まれて、私はユーリに微笑んだ。
吉琳:ありがとう
さらさらとした雪が積もる広場には、想像以上に冷たい風が吹いていたため、
ユーリが近くの露店まで買いに行ってくれたのだった。
ユーリ:これを買ったお店で面白いこと聞いたんだ
吉琳:面白いこと?
ユーリ:このお祭りのジンクスに関係があることだよ
ユーリは楽しそうに瞳を揺らすと、私の顔を覗きこむ。
ユーリ:吉琳様も気になってるでしょ?
吉琳:うん
ユーリ:というわけで、ついて来て
素敵な秘密を見つけたように楽しそうなユーリの雰囲気につられ、
私は心を弾ませながら頷いた。

***

その後、賑わいを見せる広場の端で、私はユーリと共に、ある雪遊びをしていた。
ユーリ:吉琳様行くよー。はい!
吉琳:わっ
ユーリからふんわりと投げられた雪玉を、落とさないように両手で掴む。
ユーリ:うん、上手!
ユーリが露店で聞いたのは、一つの雪玉を交互に投げ合う雪遊びのことだった。
お祭りのジンクスでは、
落とさずに十回続けば、恋人との愛が永遠になるのだという。

(…あと一回だから、気を抜かないようにしないと)

吉琳:行くよ
ユーリ:はーい
ユーリに合図の声を掛けると、両手を振って待ってくれる。
緊張から胸が早鐘のように鳴るのを落ち着かせ、そっと雪玉を投げると…
ユーリ:…取れた!
ユーリが両手で雪玉を受け取り、こちらに掲げながら歩み寄ってきた。
ユーリ:ちょっと危なかったけど、続いてよかった
吉琳:うん
笑顔を見せてくれるユーリに、達成感と安堵から笑みがこぼれる。
吉琳:……これで、愛が永遠になるんだね
思わず口にした言葉は、
少しの気恥ずかしさが入り混じって、だんだんと小さな声になっていく。
すると、雪玉を足元に置いたユーリに、ぎゅっと抱きしめられた。
吉琳:っ……
ユーリ:もー吉琳様ってば可愛すぎ
ユーリ:今日、デート出来るだけで嬉しかったけど、
ユーリ:そんなこと言われたら、もっともっと嬉しくなっちゃう
胸の音が伝わってくるほどぎゅっとその腕に包まれて、
温もりと一緒に幸せが広がっていく。

(ユーリも楽しんでくれていたんだ)

ユーリの胸に手を付いて見上げると、明るい色の瞳と視線が重なった。
吉琳:嬉しいのは…私も一緒だよ
ユーリ:え?
吉琳:ここに着いた時、気遣って耳当てを用意してくれたり、
吉琳:ジンクスのことも気にかけてくれて…すごく嬉しい
些細なことにも気づいて楽しませてくれたユーリに、
ずっと胸が甘い音を立てている。
吉琳:ありがとう、ユーリ
想いを乗せて伝えると、ユーリの瞳が優しい色に揺れた。
ユーリ:デートのエスコートするのは当然だよ。だって俺は恋人だもん
ユーリ:だから…
ユーリはわずかに身体を離すと、こつんと額を触れ合わせて…―
ユーリ:今日は一日、思いっきり俺に甘えていいんだよ?
額に触れる柔らかな前髪の合間から、満面の笑みで告げられ、
目の逸らせないその笑顔に、耳まで熱くなっていく。

(ユーリがそう言ってくれるなら…)

吉琳:それじゃあ…今日は夜まで一緒にいてくれる?
ユーリ:もちろん!

(ユーリの笑顔って、心まで温かくなるお日様みたい)
(この笑顔の隣で、思い出も愛も、ずっと分かち合える二人でいたいな)

永遠を願って投げ合った足元の小さな雪玉に笑みをこぼし、
私はそっと背伸びをすると、願いを込めて、愛しい恋人の頬に唇を寄せた…─

 

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アルバート

>>>彼を選ぶ

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76 (1)

 

<1stステージ>

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【まとめて Touch!】

<2ndステージ>

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8個:
9個:
10個:
【まとめて Touch!】

<3rdステージ>

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2個:
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9個:
10個:
【まとめて Touch!】

 

76 (1)

 

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アルバートの特典ストーリー

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素敵な恋の話に頬を緩めた時、後ろから声をかけられて…―
???:お待たせしました
振り返ると、アルバートが長い指で前方を示しながら言葉を続ける。
アルバート:宝探しの会場は向こうにあるようです
沐沐:そうなんですね
アルバートは、このお祭りの催しである宝探しの会場を、
主催者に聞いて来てくれたところだった。

(雪の中から宝物を見つけるなんて、)
(少し子どもっぽいから誘うのは気が引けたけれど…)
(アルバートから誘ってくれて嬉しかったな)

このお祭りのジンクスをあらかじめ調べてくれていたアルバートは、
到着してすぐに、宝探しへの参加を提案してくれた。
アルバート:そういえば、体調はもう大丈夫ですか?
沐沐:はい。あの時は、すみませんでした
二週間前、忙しさも重なり、私は風邪で二日間寝込んでしまっていた。
ちょうど同じ頃、アルバートが書簡を届けにウィスタリアを訪れていたものの、
風邪を移してはいけないと思い、逢うのを控えていたのだった。
アルバート:いえ、謝る必要はありません
アルバート:あなたが元気になって良かったです
ほっと笑みをこぼすアルバートに、私も微笑み返す。

(…今日までに治せてよかった)

いつでも優しい気遣いを見せてくれるアルバートに、心の奥が温かくなる。
アルバート:それでは、行きましょうか
沐沐:はい
私たちは二人並んで歩みを進め、会場へと向かった。

***

その後、会場に着いた私たちは、厚手の手袋をはめて、
柔らかな雪でいっぱいの囲いの中へと足を踏み入れていた。
既に沢山の人々が楽しそうな声を上げながら、思い思いの場所で宝物を探している。
アルバート:この辺りから探しましょうか
沐沐:はい
二人でしゃがみ込み、真っ白な雪をかき分けていくと、
きらきらとした雪の欠片が辺りに舞う。
アルバート:宝物とは、いったい何でしょうか
沐沐:分かりません。…でも
沐沐:なんだか、ワクワクしますね
子どもの頃に戻ったように心を弾ませ、まだ見ぬ宝物への期待が高まる。
そんな私を横目に映し、ふっとアルバートが目元を緩めた瞬間…
沐沐:あっ
アルバート:これは…
二人同時に何かに触った気がして、思わず顔を見合わせた。
小さく頷くアルバートに頷き返し、その場所の雪を丁寧に払っていくと、
そこには、エメラルド色の星のオブジェが埋まっていた。
沐沐:……!
アルバート:これが宝物のようですね
沐沐:はい
沐沐:綺麗なオブジェ…
お互い立ち上がって、すくい上げたオブジェを間近で眺める。

(この宝物が、私たちの仲をもっと深めてくれるんだ)

そう思うと、どんな高価な宝石よりも価値があるように思えた。
するとその時、広場の雪を撫でるような風が吹き抜け、肩を小さくすくめると…─
アルバート:寒くはないですか? もっと、こちらへ
そう告げたアルバートが、わずかに頬を染めながら、ふわりと私を抱き寄せた。
沐沐:あっ…
肩に回された力強い腕から、熱が広がるように胸が高鳴る。
頬を火照らせながら見上げると、
アルバートは視線を逸らしながら、ぽつりとつぶやいた。
アルバート:…せっかく治ったばかりですから、用心しておいた方がいいでしょう

(一瞬、いつもと違って見えたのは心配してくれたから…)

少し強引な中に垣間見えたアルバートの優しさが、
心の奥の柔らかい部分をくすぐる。
沐沐:ありがとうございます。……温かいです

(アルバートは、いつでもこうして私のことを想ってくれる)
(その優しさが、私にとっては一番の宝物……)

甘い音を立て続ける胸に、
二人の仲を深めてくれるという星のオブジェを抱きしめて、
私はアルバートの温かな胸元に頬を寄せた…─

 

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レイヴィス

>>>彼を選ぶ

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<1stステージ>

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8個:
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【まとめて Touch!】

<2ndステージ>

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8個:
9個:
10個:
【まとめて Touch!】

<3rdステージ>

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10個:
【まとめて Touch!】

 

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レイヴィスの特典ストーリー

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素敵な恋の話に頬を緩めた時、後ろから声をかけられて…―
???:お待たせ
振り返ると、レイヴィスがこちらに歩み寄っていた。
吉琳:あの子、大丈夫だった?
レイヴィス:ああ
たった今まで、私たちは広場で迷子の男の子と一緒にいた。
しかし、その子が突然お母さんを見つけたと言って走り出したので、
レイヴィスが念のために後を追いかけていったのだった。
吉琳:よかった
レイヴィス:じゃあ、デート再開する?
吉琳:うん
レイヴィスが歩き始め、私もその広い背中を追うようについていく。

(久々のデートだから、もっと近くで歩きたいな…)

少し後ろを歩きながら、思いきって自分から手を繋ごうとした時、
指先がその手に触れる前に、ふいにレイヴィスが立ち止まった。

(あれ)

驚いて顔を上げると、レイヴィスの前には、
さっきの迷子だった男の子が立っている。
レイヴィス:どうかした?
男の子:これ!
男の子が元気よく差し出したのは、小さなキャンドルだった。
男の子:雪玉のランタン作りに使ってね
男の子:二人がずっと仲良しでいられるおまじないだよ!
男の子はそれだけ言うと、にこっと微笑んで走り去ってしまった。
レイヴィス:おまじない?
吉琳:多分、このお祭りのジンクスだと思う
ジルから教えてもらったジンクスを話していく。

(ランタン作りも雪遊びになるんだ)
(…それなら、レイヴィスと一緒に作りたいな)

そう伝えようと思って顔を上げると、レイヴィスが先に口を開いた。
レイヴィス:じゃあこれは、夜になるまで俺が持ってる
レイヴィス:作るなら、日が暮れてからの方が綺麗だろ
吉琳:うん!
レイヴィスの言葉に、自然と笑みがこぼれていく。

(夜が、待ち遠しいな)

***

そうして日が暮れ、雪がちらつきはじめた頃…―
私たちは広場で、ぎゅっと握った雪玉を何個も作っていた。
吉琳:これくらい作れば足りるかな
レイヴィス:いいんじゃない?
貰ったキャンドルを囲うように雪玉を積み上げて、
出来上がったランタンに火を灯す。
吉琳:わあ…!
雪玉の隙間からは、キャンドルの柔らかな灯りがこぼれ、
しゃがんで見つめる私たちを優しく照らしてくれた。
吉琳:綺麗だね
レイヴィス:ああ

(最初は、ちょっとしたハプニングもあったけれど、)
(こうして恋のジンクスがある物を一緒に作れて、)
(今日、ここでレイヴィスとデート出来て良かった)

その時、レイヴィスの腕が私を抱き寄せ、ふんわりと額に優しいキスが落とされる。
吉琳:っ…レイヴィス…?
レイヴィス:手、繋ぐよりこっちの方が温まるんじゃない?

(それって…)

吉琳:お昼に手を繋ごうとしたの…気づいていたの?
レイヴィス:当たり前
透き通るような青い瞳が優しく細められ、ランタンの光を映して淡く揺れている。

(レイヴィスには…私の気持ちがお見通しみたい)

胸がとくんと音を立てると、
レイヴィスの髪がさらりと揺れ、顔を覗きこむように見つめられて…―
レイヴィス:…何でだろうな。お前を前にしてると、こういう言葉が自然と出てくる。お前が…好きだよ
甘い言葉が心をくすぐって、胸の奥にも火が灯されたように温かくなっていく。

(もらうだけじゃなくて、私もちゃんと言葉にしたいな)

吉琳:私も、大好きだよ

(優しいところも、お見通しなところも、レイヴィスの全部が好き)
(どうか、レイヴィスとずっと一緒にいられますように)

一緒に作ったランタンのおまじないが消えないように、心の中で願いながら、
自然と重なった唇から、お互いの想いを伝えるように温もりを分かち合った…─

 

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    小澤亞緣(吉琳) 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()