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收集活動-プリンセスに癒やしの夜を [後篇]

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*因為有吉爾連動背景,所以只能衝了... 幸好衣服不錯看~ ㅍ_ㅍ

 

 

 

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静かな夜、彼と二人きりの部屋に流れるのは、
穏やかで優しい、心安らぐ時間…―
アラン:ほら、口開けろよ
アラン:これだけで嬉しそうにしすぎ
レオ:それじゃあ、そろそろ寝ようか。ほら、こっちおいで
レオ:眠るまでこうしててあげるから、ゆっくり休んでね
アルバート:大丈夫です。あなたが落ち込む必要はありません
アルバート:もう二度と、あなたをこんな目には遭わせないと、誓います
ルイ:俺のためにって…頑張ってたんだ。ありがとう
ルイ:じゃあお礼に…吉琳を、俺が癒やしてあげる
ほんわかと胸が温かくなる、癒やしの夜を、あなたに…―

 

 

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艾

【50個特典】アルバートの特典ストーリー

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星が深い色に染まった空を美しく飾る、ある夜…―
この日、視察のためシュタインを訪れていた私は、
予定を終え、シュタイン城に戻ってきていた。
アルバート:足は…痛くないですか?
アルバートは、馬車を降りてからずっと横抱きにして運んできた私を、
静かにソファへと降ろす。
吉琳:はい…
アルバートの気遣うような声に、
私は自分の足首に巻かれた包帯に目を落としてから小さく頭を下げた。
吉琳:運んでいただいてすみません
アルバート:いえ…俺は構いませんが、あまり無理をしないでください
昼間の視察中、子どもがプリンセスを一目見ようと塀に上り、
落ちそうになったところを助けようとして、
私は、うっかり足を挫いてしまったのだった。
吉琳:皆さんにかなりご迷惑をかけてしまいましたね…
吉琳:あの子が無事だったのは、唯一の救いではありますけど
足首を痛めつつも、どうにか子どもを受け止めた時のことを思い出しながら言うと、
隣に腰掛けたアルバートが小さく息をつく。
アルバート:あなたという人は…
アルバート:これからは、ご自分の身を一番に考えてください
たしなめるように言いつつも、その瞳は心配そうにこちらを見つめていて、
私は視線を返しながら深く頷いた。

(アルバートには一日中、手を貸してもらったし、本当に心配させてしまった…)

吉琳:はい。これからは、もっと気をつけます
アルバート:ええ、そうしていただけると、私も安心です
そう告げて、アルバートはどこか安堵したような微笑みをこぼす。
アルバート:そういえば、明日に予定していた城下への訪問は中止にしてはどうかと、
アルバート:ゼノ様から言いつかっています
吉琳:そう、ですよね

(この足では、歩き回ることも出来ないから…)

公務に穴を開けてしまったことに、思わず肩を落としていると、
アルバートが、ふいに真剣な瞳でこちらへと手を伸ばし…―
アルバート:大丈夫です。あなたが落ち込む必要はありません
私の膝の上に置いていた手を、そっと包み込んだ。
吉琳:っ…
じんわりと伝わってくるアルバートの温もりに、胸が小さく高鳴る。
アルバート:城下の者たちも皆、怪我をした経緯を聞き、心配をしています
アルバート:早く怪我を治して、また元気な姿を見せてほしいと
その言葉に救われる思いがして、目が潤んでしまいそうになった。

(アルバートには、いつもこうして支えてもらっていて…心強いし、何より、嬉しい)

私はそんなことを思いながら、笑みを返して告げる。
吉琳:ありがとうございます、アルバート
アルバート:いえ…礼など不要です
アルバート:むしろ俺が側にいながら、
アルバート:あなたにこんな怪我をさせてしまい、すみませんでした
アルバートは、そう生真面目に言って視線を下ると、
何かに気づいた様子を見せた。
吉琳:アルバート…?
アルバート:解けています
アルバートの視線を辿り、自分の足元を見てみると、
視察の際、お付きのメイドさんに手当てをしてもらった包帯が、解けかけている。

(本当だ…いつの間に)

その時、ふいにアルバートがソファから立ち上がった。
そして、そのまま私の正面で床に片膝をつくと、そっと足首の包帯に触れる。
アルバート:俺に、やらせてもらえませんか
吉琳:え?
アルバートのいつもよりも積極的な様子を見て、
先ほどの後悔するような言葉を思い出した。

(私が怪我をしたこと…気にしているのかな)
(…アルバートのせいじゃないけれど、こう言ってくれているし、お願いしよう)

考えた末に頷くと、アルバートは丁寧な手つきで靴を脱がし、包帯を換えていく。
アルバートの指先が足に触れる度、思わず鼓動が騒いでしまう。

(包帯を換えてもらっているだけなのに)

頬が熱くなっていくのを感じていると、
包帯を巻き終えたアルバートが、ちらりと私を見上げて手を取り、
そのまま手の甲に口づけを落とす。
吉琳:っ…!
不意打ちのキスに、かあっと全身が熱くなった。
するとアルバートは、ゆっくりと唇を離し、頬を染めつつも真剣な瞳を向け…
アルバート:もう二度と、あなたをこんな目には遭わせないと、誓います
きゅっと握られた指先から、アルバートの想いが伝わってきて、胸がいっぱいになる。

(なんて、頼もしい言葉なんだろう…)

吉琳:…はい。これからも、頼りにさせてください
私は、はにかみながら大きく頷きを返した…―

 

 

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里奧

【180個特典】レオの特典ストーリー

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星々が静かに瞬く夜のこと…―
私は夕食の後からずっと、レオの部屋で難解な政治用語についての勉強をしていた。
けれど、しばらくするうちに瞼が徐々に重くなり、自然と頭も前後に揺れ始める。
吉琳:っ…!
私は、かくんと沈んだ頭を慌てて持ち上げ、
分厚い本に再び集中しようと目を大きく開けた。
それと同時に、テーブルに並んで腰掛けるレオの、小さな笑い声が聞こえてくる。
レオ:吉琳ちゃん、そろそろ限界みたいだね
吉琳:っ……ごめんなさい。教えてもらっているのに、うとうとしてしまって
すぐに謝ると、レオが微笑みながら首を横に振った。
レオ:ううん、仕方ないよ
レオ:朝から公務をこなした後に、これだけ長い時間の勉強はさすがにきついんじゃない?
レオの気遣いを、ありがたく思うと共に、
もっと頑張らないと、という気持ちも湧いてくる。
吉琳:けど、もう少し…
少しだけ無理をして言いかけると、
レオは、私が目を通していた本に手を伸ばす。
それからしおりを挟んで、そのまま静かに本を閉じた。
レオ:今日はもう、おしまい
レオ:体調管理もプリンセスの仕事だからね
レオの優しく細めた瞳に見つめられて、胸の奥が甘く騒ぐ。

(いつだって、こうして私のことを考えていてくれるから、)
(何回お礼を言っても言い足りないぐらい嬉しい)

そんな感謝の気持ちを抱えながら、私は微笑みを返す。
吉琳:ありがとう。明日また、続きをお願いしてもいい?
レオ:もちろん
それから二人で席を立ち、使っていた本を書棚に戻していく。

(時間も遅いし、そろそろ部屋に戻って休もうかな)

そう考えている間に、本を仕舞い終えたレオが、ベッドの方へと歩いていった。

(レオも、もう寝るのかな…?)

内心、首を傾げて見ていると、
ベッドの端に腰掛けたレオが、にっこりと笑って、こちらへと手を差し出し…―
レオ:それじゃあ、そろそろ寝ようか。ほら、こっちおいで
吉琳:っ…
突然の言葉に、思わず耳まで熱くなる。

(レオと一緒に…ということは)

密かに、甘い期待に胸を高鳴らせながら、吸い寄せられるようにして近づいていくと、
腰掛けたレオの両腕が、正面に立った私の腰へと回り、ぎゅっと抱きしめた。
吉琳:っ…レオ…
驚いてバランスを崩しそうになり、思わず目の前の肩に手をつくと、
お腹のあたりにある、いたずらっぽいレオの笑顔が私を見上げて…
レオ:顔、真っ赤だね。もしかして、眠る以外のこと、期待してる?
吉琳:っ…してないよ
からかうような言葉を慌てて否定したものの、さらに顔が火照ってしまう。

(…きっとレオには、私の考えていることなんて、お見通しなんだろうな)

目を泳がせている私を見て、レオが口元を緩める。
レオ:それは少し残念…なんてね
レオ:大丈夫。吉琳ちゃん、疲れてるみたいだし何もしないよ
そう優しく告げると、レオは腕枕をして、私をベッドに寝かせた。
レオ:眠るまでこうしててあげるから、ゆっくり休んでね
すぐ側で囁かれた声が耳をくすぐって、幸せな気持ちが胸に広がっていく。
吉琳:うん
レオにゆっくりと頭を撫でられ、はにかみながらお互いに見つめ合っていると、
いつの間にか、さっきまでの眠気はどこかに消え、鼓動が騒がしくなってきていた。

(レオの側でこうしていると…ほっとすることは、するんだけれど…)
(どうしても、ドキドキしてしまう…)
(せっかく、勉強を中断して、休ませてもらったのに…)

どんどん消えていこうとする眠気に戸惑っていると、
レオが、頭を撫でる手を止めて不思議そうに訊ねる。
レオ:目、閉じないの?
レオの質問に、思わずびくっと肩が跳ねた。
吉琳:…なんだか、ドキドキして逆に目が冴えてしまったみたい……
恥ずかしさから、消え入るような声で言うと、レオは苦笑をこぼし…
レオ:じゃあ、寝るのはもう少し後にする?
吉琳:え? それって…
どういう意味かを訊ねる前に、
ふいに重なったレオの唇が、続きの言葉を奪う。
吉琳:ん……
角度を変えて、何度目かの口づけを交わした時、
わずかに唇を離したレオが、私の瞳を覗き込んで告げた。
レオ:また眠気が戻ってくるまで、こういうことしてもいいかなと思って
吉琳:っ……

(しばらく眠気なんて戻って来ないよ…)
(…こうしていると、もっと触れたいって思ってしまうから…)

そんな想いを口に出来ず、答えに詰まっていると、
ふっと笑う吐息と共に、ゆっくりとレオの口づけが落ちてきた…―

 

 

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路易

【250個特典】ルイの特典ストーリー

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窓の外に、優しい光を放つ満月が浮かぶ夜…―
私はルイから、明日、城で開かれる式典の作法を学んでいた。
ルイ:…これで全部だけど、分からないとこ、ある?
ソファに並んで座るルイが、小首を傾げて私の顔を覗き込む。
吉琳:ううん。すごく分かりやすかったよ。ありがとう
笑顔でお礼を言うと、ルイがふわりと微笑み、私の髪を撫でてくれた。
ルイ:よかった。…お疲れ様
吉琳:うん…ルイのおかげだよ
優しい表情が、胸の奥を甘くくすぐる。
けれど同時に、大きな式典に対しての不安が心の片隅から消えず、
つい視線を下に向けてしまった。

(…こんなに熱心にルイが教えてくれたのに、もしも失敗してしまったら…)

そう思うと、いつもよりも余計に緊張が増してきてしまう。
すると、じっとこちらを見つめていたルイが、
何かを察したような表情で、膝に置いていた私の手をそっと握った。
ルイ:…指、冷たくなってる。緊張してるの?
吉琳:少し…
ルイ:そう……
ルイは不安げな声で答えた私を、労わるような瞳で見つめ…―
ルイ:……抱きしめてもいい? 頑張ったご褒美
吉琳:えっ
ふいな言葉に、つい鼓動が速まる。

(そう言ってもらえるのは嬉しいけれど…)

吉琳:でも…式典がちゃんと終わるか、まだ分からないのに、
吉琳:ご褒美をもらってしまって、いいのかな
ほんのりと頬を熱くしながら訊ねると、
ルイは安心させるように笑みを深めた。
ルイ:うん。きっと、式典は上手くいくから、
ルイ:…ご褒美、先にあげる
そう告げたルイは、私を自分の膝の上に横向きで乗せ、
腰に腕を回して抱きしめてくれる。

(ルイの腕の中にいると…不安も何もかも、消えていくみたい)

そうして心を穏やかにしていると、
ルイは、私の肩に頭をもたれかけるようにして訊ねた。
ルイ:いつもより頑張ってるように見えたけど…どうしたの?
吐息が触れそうな距離から、じっと見つめられ、
私は胸を高鳴らせながらゆっくりと頷く。
吉琳:ルイが教えてくれたことを無駄にしたくないと思って…
私の答えに、わずかに目を見開いたルイは、すぐに口元を綻ばせた。
ルイ:俺のためにって…頑張ってたんだ。ありがとう
ルイ:じゃあお礼に…吉琳を、俺が癒やしてあげる
吉琳:癒やす…?
小さく首を傾げていると、
ふいにルイが、緊張して冷たくなっている私の手を取り、指先に優しく唇を寄せる。
吉琳:っ…
ルイ:どんな時も…側にいるから、大丈夫
指先に触れるルイの唇から、ほんのりと熱が伝わってきて、心まで解れていく。

(ルイと一緒に練習してきたし、明日も…きっと上手くいくよね)

いつの間にか、微かに残っていた不安も消え、思わず笑みをこぼしていると、
ルイの唇が、指先から手の平、腕へと移動して、最後にうなじへと辿り着いた。
吉琳:ぁ…
ルイ:…身体も熱くなってきたね
からかうように言って、ちらりと上目遣いをするルイの瞳に、
自然と胸が大きな音を立てる。
吉琳:っ…ルイ、もう大丈夫だから…
恥ずかしくなって膝から下りようとすると、ルイの腕がしっかりと腰に回され…
ルイ:だめ…離れないで。俺が、側にいたい
いつもとは違って、低い位置にあるルイの頭が、私の胸元へと寄せられた。
その甘えるような仕草に、胸の奥がくすぐられる。

(少し恥ずかしいけれど…私も、離れたくないから)

吉琳:うん…離れないよ
そう告げて、私もルイの首に腕を回すと、満足そうな微笑みが返ってきた。
ルイ:吉琳が、明日のことを考え過ぎて、緊張して眠れなくならないように、
ルイ:今夜は…一緒に寝ていい?
吉琳:え…
ルイはどこかいたずらっぽく笑うと、私の答えを待たずに不意打ちで唇を重ねる。
ルイ:いい…よね?
吉琳:っ…もう、ルイ…

(ルイにお願いされたら、断れないって、分かっているはずなのに…)

私は顔を火照らせながらも、静かに頷く。
吉琳:…うん、いいよ

(どんな時も一緒にいるって、改めて伝えてくれたから、)
(ルイの言う通り、明日は絶対に上手くいくと思う)

そうして幸せな気持ちで胸を満たしながら、
私は、ルイからの二度目の口づけを受け止めた…―

 

 

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艾倫

【360個特典】アランの特典ストーリー

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すっかり夜も更け、城内に静けさが広がる頃…―
私が部屋で一人、ダンスの練習をしていると、扉をノックする音が聞こえてくる。
吉琳:はい
返事をして扉を開けると、
そこには、ティーセットとケーキドームを載せたワゴンを押す、アランが立っていた。
アラン:やっぱり……まだ練習してたのかよ
少し呆れた様子のアランに、きょとんとして聞き返す。
吉琳:え? どうして、ダンスの練習をしていたって分かったの?
アランは何故か、ふっと笑うと、ゆっくりと手をのばしてきた。
アラン:髪、乱れてる
吉琳:えっ
前髪を指先で梳くように整えられ、気恥ずかしさから頬に熱が灯る。

(全然、気づかなかった)

吉琳:っ…ありがとう
吉琳:昼間のレッスンの復習をしておこうと思ったの
明日は国賓を招いての舞踏会が予定されていて、私はいつにも増して緊張していた。

(絶対に、失敗出来ないから…)

けれど、連日の公務とダンスの練習で身体にたまった疲れは隠せず、
つい、重たいため息がこぼれる。
するとアランが、私の手を取り…―
アラン:頑張るのは悪くねえけど、お前の場合、頑張りすぎ。もうこんな時間だし、そろそろ休めば
発せられたその声はどこまでも優しく、
アランの思いやりが伝わってきて、心が温かくなる。

(きっと、私を心配して様子を見にきてくれたんだろうな)

そんなアランの気遣いに感謝しつつこれ以上は心配させたくなくて、私は頷く。
吉琳:そうするね
アランは、私をソファに座らせると、
ワゴンに載せてきたケーキドームの蓋を取った。
吉琳:それ、もしかして…
手作りに見えるチョコレートケーキを見て驚いていると、
アランが、ふいっと視線を逸らしながら告げる。
アラン:お前が言ったんだろ
アラン:『疲れた時は、甘いものが効く』って

(あ…覚えていてくれたんだ)

私は昼間、お互いの公務の合間に交わした会話を思い出した。

〝吉琳:アランは、剣の稽古の後に甘いもの、食べたくならない?〞
〝アラン:は?〞
〝吉琳:この後、ダンスレッスンがあるんだけれど、〞
〝吉琳:集中してるからかな…終わった後に甘いものが欲しくなることが多くて〞
〝アラン:…まあ、たまにな〞
〝吉琳:やっぱり、そうだよね〞
〝吉琳:疲れた時は、甘いものが効くって言うから欲しくなるのかな〞
〝アラン:…………〞

(あの時は、何気なく言っただけなのに…)

嬉しくなって、つい笑みをこぼしながら訊ねる。
吉琳:仕事の後に、わざわざ作ってきてくれたの?
アラン:ああ
アラン:急いで作ったから、あんまり手が込んだものじゃねえけど…
ケーキを取り分けたアランが隣に座り、
一口分を載せたフォークを、私の口元に寄せた。
吉琳:え…
アラン:ほら、口開けろよ
恥ずかしくて一瞬ためらったものの、
甘やかされているような状況が嬉しくて、私はそっと口を開ける。
吉琳:あ…美味しい
程よいチョコレートの甘さが口の中に広がると共に、
アランの優しい気持ちが身体を包んで、疲れが癒やされていく。

(アランの想いが、伝わってくるみたい)

顔を綻ばせていると、アランがふいに、私の頬を意地悪につまんだ。
アラン:これだけで嬉しそうにしすぎ
吉琳:でも本当に美味しいし、やっぱり甘いものを食べると元気になれるみたい
アラン:ふーん。確かに、いつもの顔に戻ったな
吉琳:えっ?
思わず訊ね返した私に、アランがふっと笑う。
アラン:昼間話した時、表情が硬かっただろ
吉琳:…!

(ちゃんと見ていてくれてるんだな…)
(疲れだけじゃなくて、さっきまであった不安な気持ちまで消えていくみたい)

アランの優しさが、改めて心に沁みていくのを感じて、心の底から笑顔が湧いてくる。
吉琳:アランも食べてみて?
そう言って、私がフォークを持とうとすると、アランにその手を取られた。

(えっ)

そのまま引き寄せられたかと思うと、
ふいに唇が重なり、からかうように唇を舐められ…
アラン:…甘くしすぎたかもな
吉琳:っ…アラン
顔を真っ赤にした私を、にやりと笑ったアランがぎゅっと抱きしめる。
アラン:もう練習しなくても十分だろ
アラン:俺が保証してやる
アランの力強い言葉が、私に自信をくれる。

(アランが言うと、本当に大丈夫だって思えるから不思議)

私は晴れやかな心で、アランに微笑んだ…―

 

 

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    小澤亞緣(吉琳) 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()