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新版王宮 轉蛋幣故事:

マーメイドガチャ~濡れた素肌にキスをして~

(ゼノ)

 

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――…かつて、人魚と王子が恋をした海にやって来たあなた
吉琳 「……っ、わ…」
彼と浅瀬を歩いていると、ふいに波に足をとられてしまい…?
(…濡れちゃった)
………………
…………
アラン 「安心、出来んの?」
アラン 「こんな風に触れても?」
冷たくなった私の体に、アランが唇を押し当てて……
…………
ユーリ 「吉琳様、いいの?」
ユーリ 「そんなこと言われると、俺、こういうことしちゃうよ…?
壁に背をつけた私を、ユーリが腕の中に閉じ込めて……
…………
レオ 「俺が脱がしてあげるって言ったでしょ?」
レオ 「吉琳ちゃんが可愛いこと言うから…我慢出来なくなっちゃった」
水を含んだワンピースを、レオが器用に脱がし……
…………
ジル 「意地悪はしていませんよ…?」
ジル 「ただ、献身的に貴女に尽くしているだけです」
素肌を伝う水滴を、ジルが丁寧に拭っていって……
…………
ゼノ 「…服が乾くまで、まだ時間がかかるだろう?」
ゼノ 「恥ずかしがるな。…今更だ」
バスローブをまとった私を、ゼノ様がベッドに組み敷いて……
………………
…………
??? 「こうすれば、お前の体、すぐ熱くなるから」
彼の唇が濡れた素肌に触れた時、あなたは人魚のように恋をする…――

 

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プリンセスルームガチャストーリー
『マーメイドガチャ』
(ゼノ)

 

――…穏やかな潮風が、髪を揺らす午後
吉琳 「……っ、あ…」
波に足をとられて、体が水面に傾いていく。
ゼノ 「吉琳…!」
大きな水しぶきとともに転んでしまい、腰まで水に浸かってしまった。

(わ…、ずぶ濡れ……)

ゼノ 「大丈夫か?」
ゼノ様が心配そうな瞳で、手を差し伸べてくださる。
吉琳 「すみません…ありがとうございます」

(ゼノ様に恥ずかしいところ見られてしまったな……)

紅潮する頬を隠しながら、私はその手を掴んだ。
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ゼノ 「早く着替えないと、風邪を引いてしまいそうだな」
ゼノ 「じきに日が沈めば、気温も下がるだろう」
ゼノ 「城に戻ろう」
吉琳 「あ…」

(どうしよう、心配してくれるゼノ様のお気持ちは嬉しいけど…)

お城の方向へと視線を向けるゼノ様に、言葉を詰まらせる。

(せっかく、ゼノ様と二人きりで過ごせるのに…)
(……まだ、お城に帰りたくない)

焦る気持ちが無意識に、ゼノ様のシャツの端を掴む。
ゼノ 「吉琳…?」
吉琳 「乾かせば、大丈夫ですから」
吉琳 「だから私…もう少し、ゼノ様と……」
そう告げると、ゼノ様がふっと優しく微笑んだ。
ゼノ 「…そうか」
ゼノ 「だが、お前をそのままにしておけない」
導くようにゼノ様が私の手を引き、白い砂浜を歩き出す。
吉琳 「あの…」
ゼノ 「ついてこい」

(あれ、こっちって帰り道とは逆…?)

吉琳 「ゼノ様、どちらへ…?」
ゼノ 「安心しろ。城ではない場所だ」

(…………?)

***

(海の近くにこんな素敵なホテルがあったなんて知らなかったな)

私はバスローブの胸元を整えると、シャワーで濡れた髪をタオルで押さえた。
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ゼノ 「温まったか?」
そっとドアを開けると、ベッドに座っていたゼノ様が振り向く。
吉琳 「はい。…あの、ゼノ様」
吉琳 「わがままを言ってしまい…申し訳ありませんでした」
私はゼノ様のそばに歩み寄ると、小さく頭を下げた。
ゼノ 「いや」
ゼノ 「お前の願いなら、いくらでも叶えてやりたい」
ゼノ 「それに…お前の願いは、俺の願いでもあったからな」
吉琳 「ゼノ様の…?」
ゼノ 「ああ」
ベッドの軋む音に顔を上げると、ゼノ様の胸に抱き寄せられる。
ゼノ 「俺ももう少し、お前と二人きりでいたかった」

(私と、同じだ…)

わずかな距離を惜しむように額が触れ、互いに笑みがこぼれた。
ゼノ 「…服が乾くまで、まだ時間がかかるだろう?」
吉琳 「はい…」
ゼノ 「今は、どうしてほしい?」
指先が答えを焦らすように、そっと唇をなぞる。

(ゼノ様も、私と同じことを思ってくださるなら…)
(甘えても、いいのかな)

吉琳 「……触れてほしい、です」
ゼノ 「…俺も、お前にもっと触れたい」
ゼノ様が瞳を細めて、私の唇に優しくキスを落とした。
吉琳 「んっ…、ゼノ様…っ」
吐息を奪うように何度も唇が重なり、熱に溺れるような感覚に陥る。

(熱い…、でも)
(離れたくない)

思わずシャツの胸元を握ると、
応えるように唇が角度を変え、さらに強く押しつけられた。
吉琳 「っあ……」
そのまま倒れるようにベッドに体を預けると、
ゼノ様の指が私の乱れた髪をそっと耳にかける。
ゼノ 「…まだ、濡れているな」
吉琳 「あ…まだ乾かしていないので…」
慌てて髪を抑えると、ゼノ様がやんわりと止めるように髪を撫でた。
ゼノ 「いや、そのままでいい」
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ゼノ 「ただ、濡れたお前も美しいと思っただけだ」
吉琳 「……っ」
澄んだ夜空のような色の瞳で微笑まれ、鼓動がとくんと高鳴る。

(迷いもなくそんな言葉をいただいてしまうと)
(心臓が、どうにかなりそう…)

ゼノ 「…もし、お前が仮に人魚であったとしても」
ゼノ 「俺なら、同じように望みを叶えただろうな」
吉琳 「え…?」
ゼノ 「さっき、海で話していたことの続きだ」

(あ……)

*****
ルイ 「二人は愛し合ってたけど」
ルイ 「…逢瀬を続けるのは、危険だった」
吉琳 「それで、どうなったの?」
ルイ 「……わからない」
ルイ 「俺が知っているのは、ここまでだから」
*****

(その後の人魚と王子がどうなったのかはわからないけど)
(私が人魚だったら、ゼノ様と会えない毎日なんてきっと耐えられない)

吉琳 「…もし私が人魚だとしても、一緒にいたいと望めば叶えてくださいますか?」
ゼノ 「ああ」
ゼノ 「…俺も、お前を離したくはないからな」

(私も、ゼノ様から離れたくない)

抱きしめるようにゼノ様の体を迎えると、鎖骨に甘い刺激が走った。
滑るように落ちた唇が肌を柔らかく噛むように跡をつけていく。
吉琳 「…っ、ゼノ様……」
バスローブの胸元をはだけさせるように手を差し込まれ、肩が跳ねる。
ゼノ 「恥ずかしがるな。…今更だ」
吉琳 「でも…、ぁっ…」
腰の紐が片手で解かれ、湯上りでかすかに濡れた肌が露出する。
わずかに色づく肌をさらに染めるように、唇が何度も落とされた。
吉琳 「…っん、はぁっ…」
ゼノ 「おとぎ話と違って、二度と会えないということはないが」
ゼノ 「時間を忘れて、お前の濡れた肌を独りじめしたいと思ってしまうな」

(私も…)
(この触れる熱をいつまでも抱きしめていたい)

吉琳 「愛しています…ゼノ様」
ゼノ 「ああ…俺もだ」
ゼノ 「お前を愛している…吉琳」
涙で滲む視界で見上げれば、ゼノ様が柔らかい笑みを返してくださる。
海のように佇む月夜に照らされながら、
私たちは何度も互いを確かめ合うように唇を重ねた…――

 

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    小澤亞緣(吉琳) 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()