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Only my knight~あなたの腕に守られて~

序章(プロローグ)

 

 

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プロローグ:

日差しが穏やかに庭に落ちる、ある日の午後…―
私は、公務の息抜きで中庭へ散歩に出ていた。
一緒に付き合ってくれたユーリと、噴水の縁に腰かけると、
ふいに、隣から声をかけられる。
ユーリ:そういえば、吉琳様
ユーリ:この前観たオペラ、どう思った?
数日前、新しく出来た劇場での公演に招待され、
お供として一緒に来てくれたユーリと観劇したこと思い出した。

(素敵な話だったな)

主人公であるプリンセスが、騎士のいない中で襲われてしまい、
危険が訪れた瞬間、恋人が守ってくれるシーンが印象に残っている。
吉琳:物語に引き込まれて、すごく見応えがあるって思ったかな
吉琳:でも、急にどうして?
ユーリ:俺も、面白かったなーって今、思い出してたんだけど、
ユーリ:本当に起こっちゃうこともあるかもって思って
真面目な表情でそう告げるユーリに、小さく首を傾げてしまう。
吉琳:本当に起こる?
ユーリ:うん。例えばこの城にも騎士団はいるけど、
ユーリ:つきっきりで、吉琳様と一緒にいるわけじゃないでしょ?

(確かに…そうだよね)

プリンセスという立場は、あの物語と変わらず、
実際、危険な目に遭ったことがないとは言えなかった。
吉琳:うん。ありがとう
吉琳:ちゃんと気を付けるね
ユーリに笑顔で頷くと、
真剣な眼差しは、すぐにいたずらっぽい瞳に変わった。
ユーリ:あ、でもあの物語みたいに恋人がずーっと近くにいたら大丈夫かもね
吉琳:えっ
ユーリ:朝から夜まで、大好きな人に守ってもらうってこと
そう言われて彼の顔を思い出し、わずかに鼓動が音を立てる。

(あの人が、もしずっと側にいてくれたら、)
(心強いだろうな)

そう思った瞬間、足音が中庭に響いて…―

 

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どの彼と物語を過ごす?

 

>>>アランを選ぶ -- Alice殿下提供

>>>ジルを選ぶ

>>>レオを選ぶ -- Alice殿下提供

>>>シドを選ぶ -- 無~  =_=

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